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F1ニュース

投稿日: 2011.09.29 00:00
更新日: 2018.02.16 05:02

「クビカは来年F1に復帰できる」と担当医


 現在F1復帰を目指してリハビリ中のロバート・クビカの担当医が、クビカは2012年にF1に復帰できると述べた。

 クビカは2月にラリー出場中に重傷を負い、その後、何度も手術を繰り返し、現在はF1復帰を目指してリハビリを行っている。ロータス・ルノーGPは来季ラインナップ決定においてクビカを優先するとしているが、チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、クビカを来季起用できるかどうかは、10月中には判断すると述べた。
「(判断を)遅らせれば遅らせるほど、チームの利益が損なわれる危険性がある」とブーリエがGlobo EsporteにコメントしたとF1SAが伝えている。
「だから我々はデッドラインを定める必要があるのだ」

 クビカのマネージャー、ダニエル・モレリは今週、イタリアのOmnicorseに対して次のように述べている。
「(クビカがいつ走れるか)正確な日にちを予想することはできない。自然の成り行きに任せなければならないからだ」
「だが我々は前向きに考えている。非常に楽観的だ。2週間ほど遅れてもプランに大きな影響はない」
「ひとつ確実なことがある。それは彼は復帰するということだ。今の問題は筋肉だけなのだ」

 クビカのリハビリを担当しているリカルド・チェッカレッリ医師も、クビカが復帰できるのは確実だと述べている。
「ロバートは2012年にF1ドライバーを務めることになると私は確信している」
「彼の準備が整うのがいつなのかは分からないが、11月から1月の間になるだろう」

 チェッカレッリ医師は、クビカの右手はもう心配するような状況ではないと語った。
「そのとおり。緩やかであっても、すばらしい回復を見せた。ロバートは3つの神経のうちふたつに損傷を受け、腱と筋肉が切れたことを忘れてはならない。しかし指先まで感覚が戻った」

 まだクビカが実際にコースでテストを行っていないことについてチェッカレッリ医師は、急ぐつもりはないと語った。
「それは事実だ。ロバートはまだ足に固定器をつけている。それを外すことを急ぐ必要はない。じっくりやればやるほど結果はよくなるからね。今は手と肘の治癒を待っており、急ぐ状況ではない」

 固定器が外せれば、クビカは次の段階に進めるということだ。
「筋肉は数カ月にわたって動いていない状態だったから、力と調子を取り戻す必要がある。だが、彼が再びF1で走れるのかという大きな問題はすでになくなった」