8月6日(日)、2023年WRC世界ラリー選手権第9戦『ラリー・フィンランド』の最終日・デイ4が、ユバスキュラのサービスパークの南西エリアで行われ、金曜日のデイ2から総合首位を守ったTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝。第4戦クロアチア以来となるシーズン2勝目をマークした。同チームからワークス参戦した日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)も総合3位となり、今季初の表彰台を獲得。ドライバー選手権3位につけているティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合2位となった。そんな第9戦フィンランドを戦い終えたトヨタ、ヒョンデ、Mスポーツの各陣営からドライバーコメントが発表されている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/総合45位
「この週末にはとてもがっかりしている。ペースを出そうとしたけれど、残念ながら(金曜日に)木にぶつかってしまいリスタートしなければならなかった。土曜日は好調だったけれど、今日はハイペースを維持するのが難しかった。エンジンの小さなトラブルをかばっていて、そのせいで出力が減っていたんだ。パワーステージではより多くのポイントを獲得すべくベストを尽くした」
「次はギリシャだ。昨年はあそこで速いペースを出すことができたので、すべてがうまくいくことを願っている。結果を見るとすべてが正しい方向に進んでいるわけではないが、進歩はあるのでプッシュし続ける必要があると思う」
■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合2位
「苦闘とも言える10年を経て、ラリー・フィンランドの表彰台に戻ることができて、とてもほっとしている」
「チームと現在進行中の変化が、正しい方向へ向かっていることが示されている。これは僕たちが続けていかなければならないという明らかなサインだと思う」
「今週末はかなり消耗したから、少し休みを取れるのはうれしい。僕たちは仕事をやり遂げたよ。チームに感謝している」
●テーム・スニネン(#3 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合4位
「表彰台を逃したことに多少の失望があったとしても、結果自体はかなり良かったと思う。これまでのふたつのラリーを終えて、進めるべきことがたくさんある。次のラリーの準備に役立つだろうし、さらに速くなって戻ってくるよ」
「ヒョンデ・モータースポーツと仕事ができて光栄だ。彼らは僕を支えてくれ、可能な限りすべてのものを与えてくれた。彼らとの次のラリーを本当に楽しみにしている」