レース序盤のトラブルで一時は総合15番手まで順位を下げた77号車マツダは、その後順調に走行を重ね、レース途中にはジャービスのドライブでファステストラップをマーク。最終的に総合8番手まで順位を戻し今季初完走を果たした。
ジャービスは「序盤のタイムロスを挽回するため、僕たちはプッシュし続けた」とコメント。
「今日のクルマは本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮したと思う。マツダRT24-Pの競争力は確かであり、デイトナから大きな進歩を遂げているんだ。今回のトラブルもすぐに解決できると思うよ」
2台が揃って完走を果たし、そのうちの一台は優勝争いを繰り広げたレースをドゥーナンは次のように振り返った。
「マツダチーム・ヨーストにとって、今日は信じがたい一日となった。私達がトップ争いをし、さらに長い間レースリーダーとなり、ファステストラップを記録。さらに素晴らしい燃費を実現するとは、誰が想像しただろうか」
「私はこのチームと、今日のパフォーマンスを支えてくれたすべてのテクニカルパートナー達を誇りに思う。デイトナ以後、我々は大きな進化をとげたのだ」
「今回のレースでは、いくつかの逆境を克服しながら、最高のパフォーマンスを見せたドライバーの頑張りに心から感服している。レースの最終局面で優勝のチャンスを逃してしまったが、これにめげず、また上を向いて行きたいと思っているよ」
“耐久王”とも称されるヨースト・レーシングとのコンビネーションで迎えた第2戦において、優勝を争える高いパフォーマンスの一端を見せつけたマツダチーム・ヨースト。約半年ぶりの表彰台獲得は夢と消えたが、ふたたびポディウムをかけて争い、その頂点に立つ日はそう遠くないと感じたスポーツカーファンは多いのではないだろうか。
マツダチーム・ヨーストの次なる戦いは4月13~14日、カリフォルニア州のロングビーチ市街地で行われるシリーズ第3戦ロングビーチ。このレースは2時間45分のスプリントレースとして行われる。