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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.05 10:53
更新日: 2018.05.05 11:00

WEC:7号車トヨタのPP剥奪。燃料流量計の違反により1周遅れでのスタートに

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ル・マン/WEC | WEC:7号車トヨタのPP剥奪。燃料流量計の違反により1周遅れでのスタートに

 2018/19年WEC世界耐久選手権第1戦スパ・フランコルシャン6時間レースは5月4日、公式予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッドと8号車トヨタTS050ハイブリッドがフロントロウを独占する結果となったが、予選後の車検において7号車トヨタに違反が発覚。審査委員会はこれに対し、7号車トヨタの予選タイムを抹消するととともにスタートから1周後のピットレーンスタートとなることを通達した。

 小林可夢偉とマイク・コンウェイ、ホセ-マリア・ロペス組が搭乗する7号車トヨタは、2度に渡って赤旗が提示されることとなった予選セッションでコンウェイと可夢偉がアタックを担当。それぞれ1分54秒台のタイムをマークして僚友8号車トヨタを0.379秒、3番手につけたプライベーターの1号車レベリオンR13・ギブソンに対しては約1.8秒もの大差をつけてポールポジションを獲得した。
 
 しかし、セッション後の車検において7号車トヨタに取り付けられている燃料流量計のシリアルナンバーが申告したものと異なっていることが判明。これを受けて大会の審査委員会は当該車両のポールを剥奪すると同時に1周遅れでのピットスタートという重いペナルティを課している。
 
 この結果、予選の正式結果はセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組の8号車トヨタが繰り上がりでポールポジションに着くこととなり、フロントロウ2番手に1号車レベリオンR13・ギブソン、2列目の総合3番手に3号車レベリオンR13・ギブソン、SMPレーシングの11号車BRエンジニアリングBR1・AERが同4番手からスタートする。

 TOYOTA GAZOO Racingは今回の件について、次のような声明を発表。経緯を説明している。

* * * * * * *

 7号車の燃料流量計について、予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが予選後の車検で発覚したためで、実際に使用されていた部品も、公式に校正、認証されたもので性能には一切の影響を及すことはないものの、チームはこのミスに関する裁定を全面的に受け入れます。このようなミスが二度と起こらないよう、作業手順の徹底的な見直しを行います。

2018/19年WEC世界耐久選手権第1戦スパ・フランコルシャン6時間 予選正式結果


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