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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.07.21 17:37
更新日: 2020.07.21 18:57

新型コロナから復帰のナッセ組31号車キャデラックが総合優勝/IMSA第3戦セブリング

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ル・マン/WEC | 新型コロナから復帰のナッセ組31号車キャデラックが総合優勝/IMSA第3戦セブリング

 北米スポーツカーシリーズの最高峰、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2020年シーズン第3戦セブリングは7月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで決勝レースが行われ、ウィレン・エンジニアリング・レーシングのフェリペ・ナッセ/ピポ・デラーニ組31号車キャデラックDPi-V.Rが総合優勝を飾った。

 いまなお猛威を振るう新型コロナウイルスの影響でシーズンの中断を余儀なくされていたウェザーテック・スポーツカー選手権は、今月上旬にデイトナで2時間40分レースを実施しチャンピオンシップを再開させた。

 それから2週間後の7月17~18日に設定され“キャデラック・グランプリ”と銘打たれた第3戦のエントリーリストには、第2戦デイトナをスキップしたLMP2チームのマシンも登場。4クラス合計29台のマシンが名を連ねている。

 前戦に引き続き、変則日程での開催となったラウンド3の予選では、今年からシングルカー体制となったアクション・エクスプレス・レーシング(ウィレン・エンジニアリング・レーシング)の31号車キャデラックが、デラーニのアタックでポールポジションを獲得する。

 2番手はアキュラ・チーム・ペンスキーの6号車アキュラARX-05、3番手には開幕戦デイトナ24時間を制したコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車がつけ、選手権をリードするマツダモータースポーツの77号車マツダRT24-Pが4番手という予選トップ4の並びに。

ポールポジションからスタートしたウィレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R 2020年IMSA第3戦セブリング
ポールポジションからスタートしたウィレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R 2020年IMSA第3戦セブリング

 迎えた2時間40分の決勝レースは、そのスタート直後に10号車キャデラックと77号車マツダが、ファン・パブロ・モントーヤ駆る6号車アキュラを強襲。2台にパスされたアキュラは2番手から4番手に順位を落としてしまう。

 一方、ポールシッターの31号車キャデラックは序盤から快調に逃げを打つ展開に持ち込むと、序盤に導入されたFCYフルコース・イエロー・コーションをもろともせずレース中盤、終盤にかけても他車を圧倒。

 結局、31号車キャデラックはピットタイミング以外では一度も順位を譲ることなく首位を守り、今季初優勝をポール・トゥ・ウインで決めている。なお、新型コロナの陽性反応が出たことで急きょ第2戦を欠場することになっていたナッセは、今回の復帰ラウンドで見事勝利を飾ることとなった。

■ワン・ツーかと思いきや、望外の結果に

アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05は、レース序盤にトラブルがみられたものの、僚友6号車に続く7位でフィニッシュした。
アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05はレース序盤にトラブルがみられたものの、僚友6号車に続く7位でフィニッシュした。

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