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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.01.15 09:13
更新日: 2021.01.15 09:25

WEC:トヨタのドライバーラインアップは変更なし。「BoPを考えるとミスは許されない」と小林可夢偉

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ル・マン/WEC | WEC:トヨタのドライバーラインアップは変更なし。「BoPを考えるとミスは許されない」と小林可夢偉

 1月15日、トヨタGAZOO Racingは2021年のWEC世界耐久選手権に投入する新型ル・マン・ハイパーカー『トヨタGR010ハイブリッド』を発表。同時に2台・6名のドライバーラインアップも明らかとなった。いずれも2019/20シーズンから不変となるトリオで構成されている。

・GR010ハイブリッド7号車:マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス
・GR010ハイブリッド8号車:セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー

 新型ル・マン・ハイパーカー『トヨタGR010ハイブリッド』でWECに参戦する6名のドライバーのコメントは以下のとおり。

■マイク・コンウェイ(7号車)

「チーム全員がGR010ハイブリッドで最初のレースに臨むことに興奮している。まったく新しいレースカーを走らせることはいつも心躍らされることであり、すべての違いに慣れ親しむのは素晴らしい挑戦だ。たった数日のテストでこのクルマが素晴らしい出来栄えであり、すでに慣れ親しみ始めていることに驚いている」

「特に将来的にロードカーへつながるレーシングカーの開発に携わることは最高の体験だ。チーム全員がこのことを誇りに思い、ファンの皆様に今シーズンのレースをお見せできることを楽しみにしている」

「新シーズンをチャンピオンとして迎えることも気持ちいい。7号車のドライバーは3人ともこの事実にはっぱをかけられている」

「しかし、ワールドチャンピオンのタイトルを獲得しないということは、それを他の誰かに譲るということだ。だからこそ僕らはチャンピオンシップの再獲得、中でも最も重要なレースであるル・マンに勝つことを見据えている」

■小林可夢偉(7号車)

「新しいプロジェクトはまさにチャレンジングです。我々は異なるタイプの車両で新しいライバルとひとつの選手権を争います。こうした新しい時代の幕開けは常に楽しみです」

「GR010ハイブリッドとGRスーパースポーツ(仮称)は大いに気に入っています。ル・マンのパフォーマンスをロードカー開発に注ぎ込むというプロジェクトの一員になることは心躍ります」

「ドライバーがすべきことと求められることに変わりはありません。我々ドライバーは速く、そしてコンスタントに走ることで勝利を手に入れることができます。BoPを考えるとミスは許されません。個人的にはここ数年の悪運をふり払ってル・マンに勝つことが最大の目標です。7号車のメカニックもエンジニアも全員がル・マンで勝つことを心から望んでいます」

■ホセ・マリア・ロペス(7号車)

「このような新型車両を走らせるのは実に楽しいことだ。GR010ハイブリッドは我々の新しい相棒であり、最初のテストを全員が心からエンジョイした」

「新しいLMHの音やスタイリングにファンの皆さんが心奪われることは間違いない。ボディのラインはきわめてクールで、V6エンジンは素晴らしいサウンドを奏でる。ドライバーとエンジニアは全員、これまでと異なるクルマの性質、特に重量とハイブリッドシステムの制御の違いに慣れる必要があった。

「GR010ハイブリッドはTS050ハイブリッドと同じ精神の持ち主だが、変更されたレギュレーションに合わせて開発されたことが分かる。我々はまだ新しいことを学んでいる最中だ。最初のターゲットはセブリングだが、今年1年を通じて学習と改良を続けていくつもりだ」

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