7月18日(土)
■フリー走行1回目
#16山本 10位 1分38秒139
18日土曜日9時15分から1時間にわたりフリー走行が行われた。雨は小康状態で、時折強い風とともに小粒の雨が落ちてはいるものの、コースの一部は乾きだしているという難しいコンディション。WET宣言が出され、#16山本はウェットタイヤを装着してコースインした。走行を始めるとタイヤからは水しぶきが上がる。
#16山本は、Honda勢上位のタイムを出して走るが、全体では中団から抜け出せない。持ち込みセッティングで走り出すとマシンのバランスが思わしくなく、思い通りにマシンを操れないのだ。
これではポールポジションを狙うことはできないと考えたチームは#16山本をピットに呼び戻し長い時間をかけてセッティングを変更、再びコースへ送り出す。セッション終盤は雨の量も減り#16山本のラップタイムも向上するが、全体もタイムアップし中団に取り込まれたままHonda勢2番手、全出走車中10番手でセッションを終えた。
■公式予選
#16山本(Q1:19位 1分44秒018 Q2:DNS Q3:DNS)
3回のセッションにわたるノックアウト方式の公式予選は午後1時45分から20分にわたってWET宣言の下で行われた。雨は小降りだが路面は全体が濡れており、マシンが走行すると水しぶきが上がる状態で、天候はさらに悪化することが予想されていた。
#16山本は、レインタイヤを装着してコースイン、慎重にタイヤを暖めると早々にタイムアタックに入った。しかし1周目のアタックではスロー走行をしていた前の車両に進路をふさがれたためアタックを中断、1周タイヤをクールダウンして次の周に改めてタイムアタックに入った。だがクールダウンでタイヤを冷やしすぎたためか第1コーナーでオーバーランを喫し、コースには復帰したもののアタックに失敗、1分44秒018に終わってしまった。
運悪くこの頃から雨が強まり、その後セッティングを変更してタイムアタックをやり直すには残された時間もなく、コンディションも悪すぎるので、チームと#16山本は、現状のまま周回を重ねてセッションを走りきる決断を下した。結局#16山本は11周を走ったものの事態を挽回できず、Q2進出はならなかった。