6月18〜19日、2022年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦が、スポーツランドSUGOで開催されサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が初優勝を飾った。ここでは第5戦SUGOに参戦したドライバーたちのSNS投稿から、各々の第5戦決勝を振り返ろう。
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2番グリッドから好スタートを決めたサッシャ・フェネストラズ。抜群のスタートを決め、ポールのディフェンディングチャンピオン野尻智紀(TEAM MUGEN)を先行。第2スティントでも落ち着いてタイヤマネジメントに徹し、参戦3年目で念願の国内トップフォーミュラ初優勝を飾った。チームを率いる近藤真彦監督と抱き合い喜ぶ姿に、思わず涙が流れた方もいらっしゃったのでは?
What a feeling!!!! Thank you @TOYOTA_GR @kondoracingteam pic.twitter.com/PgqE5WpKSF
— Sacha Fenestraz (@sachafenestraz) June 19, 2022
今季初ポディウムを獲得した大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)は、3位に続いたホンダの先輩である野尻を前にドヤ顔を決める写真をアップ。野尻の「おれは2人とも敗者だから2人とも正座と思って正座したんだけどな笑」というリプライに対し、大湯「聞いてた話と違うじゃないですか…」と。レース後のコース外での駆け引きは野尻に分があったようだ。
おれは2人とも敗者だから2人とも正座と思って正座したんだけどな笑
— Tomoki Nojiri 野尻智紀 (@Tomoki_Nojiri) June 19, 2022
聞いてた話と違うじゃないですか…??
— Toshiki Oyu/大湯都史樹♨️ (@Oyu_Toshiki0804) June 19, 2022
そんな野尻は決勝後の会見でも口にしていたように、またもポールスタートから勝てないというジンクスから抜け出すことは叶わなかった。しかし、依然としてランキングトップを死守。次戦の舞台は今季1勝をマークしている富士だけに、引き続き優勝候補だろう。ジンクスを破る戦い、その取り組みに引き続き注目だ。
またもジンクスに…
近々打破出来るように試行錯誤しながら精一杯やり続けます前半戦はここで終了
年間10戦の全員にとって未知のシーズン。流れは作れたと思うので、後半戦はさらにギアを1段上げて戦っていこう!
応援ありがとうございました? pic.twitter.com/KK3UErAdDc— Tomoki Nojiri 野尻智紀 (@Tomoki_Nojiri) June 19, 2022
9番グリッドスタートからスタートし、いわゆる“ステイアウト組”での最上位となった牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、「4位までリカバリーできました」とレースを振り返った。
SuperFormula Rd5 SUGO
決勝は4位でした。SCのタイミングで厳しいレースになるかなと思いましたが、今シーズンのドライレースでは1番フィーリング良く走る事でき、
良いタイミングでピットに呼んでもらいピット作業も素晴らしかったので4番手までリカバリーできました?次戦富士が楽しみです! pic.twitter.com/rZs5TaEplk
— Tadasuke Makino・牧野任祐 (@tadasuke0628) June 20, 2022
3番グリッドからスタートも、チームメイト牧野に続く5位でチェッカーを受けた大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、スタート直後の位置取りを反省点として振り返った。しかし、今回の予選での1ポイントと決勝での入賞でシリーズランキングで11番手から9番手まで浮上。シリーズ後半戦はさらなる浮上が期待される。
決勝はP5でした。
オーバーテイクするほどのペースがなく、厳しいレースでした。
スタート直後も位置取りが良くなく順位を落としてしまったのも反省点です。その中でもプラスになる要素が沢山あったレースウィークでした。
ここから折り返し。
気を引き締めて後半戦に臨みます?? pic.twitter.com/NtcQLED4tZ— Hiroki Otsu/大津弘樹 (@Hirokiohtsu) June 19, 2022
ステアウト作戦で首位浮上を狙った宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)は6位でチェッカー。なお、21日には自身のSNSで入籍から1年を迎えたことを公表。多方面からお祝いのリプライが届いていた。
決勝6位でした。
コース上で一所懸命走りましたが、運がなかったです。
でも、成長出来たと思いますし、改善された事が沢山ありました。今後もチームと共に努力し成長していきます!
応援ありがとうございました。?#sformula #TomsRacing pic.twitter.com/4nwHTpQN0a— Ritmo Miyata 宮田莉朋 (@M_Ritmo) June 19, 2022
[ご報告]
実は昨年入籍し、先日1年を迎えました。
レースで家に居ない事が多くても、側で見守って背中を押してくれる彼女に感謝してます。
ご報告が遅れましたが、今後とも変わらぬ応援の程、宜しくお願い致します。最後に妻へ、少し日が経ったけどお誕生日おめでとう? pic.twitter.com/TZqngp9Uqu
— Ritmo Miyata 宮田莉朋 (@M_Ritmo) June 21, 2022
ル・マンウイナーとなった平川亮(carenex TEAM IMPUL)だったが、予選ではまさかのQ1落ち。しかし、決勝では後半までタイヤ交換を引っ張り、ピットアウト後には次々とオーバーテイクを決め、7位までポジションを上げた。しかし、野尻とのポイント差は17まで広がっている。決勝では強さを見せ続けているだけに、悲願のタイトル獲得のためには予選の改善が鍵となりそうだ。
P16→P7
自分らしいレースが今回も出来た!
応援ありがとうございました。@sachafenestraz 初優勝おめでとう☺️#SFormura pic.twitter.com/yJKAtUIBpk— 平川亮 Ryo Hirakawa (@ryohirakawa) June 19, 2022
福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE)は、移籍5戦目にして待望の今季初ポイントを獲得。これは参戦3年目のThreeBond Drago CORSEにとっても初のポイント獲得となった。福住はInstagramで喜びを語るとともに「SFは本当に難しい。次のレースまでいっぱい悩んでいきます」と振り返った。
予選Q1 B組を2番手で通過も、セット変更が裏目に出てQ1で自身が記録したタイムからも遅れ予選を8番手で終えた国本雄資(KCMG)。巻き返しを狙う決勝だったが、結果は9位となった。「まだまだこれから!!」と綴っているように、2016年シーズンのシリーズチャンピオンの復調の兆しはすでに顔を覗かせているのかもしれない。
開幕戦ポールシッターの笹原右京(TEAM MUGEN)も苦しい戦いが続く。14番手スタートから、いくつかの印象的なオーバーテイクは見せたものの、10位という結果に終わった。シーズン後半戦でいかに苦境から脱することができるのかを見届けたいドライバーのひとりだろう。
P10
みんなで必死にもがき苦しんだ週末でしたが、強くハードに戦いポイント獲得できたのは最低限の結果でした。
応援ありがとうございました!@sachafenestraz おめでとう㊗️#BINGO #TEAMMUGEN #SFormula pic.twitter.com/qmbhA8Wzho
— Ukyo Sasahara 笹原 右京 (@ukyo_sasahara) June 19, 2022
13番手からスタートした坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)はポイント獲得まで一歩届かず11位でチェッカーを受けた。今季は第1戦富士以降ノーポイントが続くが、「焦らず一歩ずつ前進していきます!」と意気込みを綴っている。
P11。ポイント獲得ならず残念ですが、やっとSUGOでまともにレースが出来た。
焦らず一歩ずつ前進していきます!#Superfomula #cerumo pic.twitter.com/oKz8cmvjNa— 坪井翔 (@RaceSho) June 19, 2022
Q1 A組でトップ通過を果たすもQ2はミスもあり12番手となった山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)。松下のグリッド降格により11番手からスタートを切るも、ピットインの際に大湯が第1スティントで付けていた右リヤタイヤを装着するというアクシデントに見舞われ、翌周に2度目のピットインを強いられることになり、12位でチェッカーとなった。しかし、チームメイトの大湯が2位を獲得しているだけに、山本の復調もそう遠くはないのかもしれない。
13位でチェッカーとなったジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)はチームの公式SNSの動画を通じてレースを振り返っている。
SUPER FORMULA第5戦
#36 Kuo VANTELIN
TOM'S SF19
??Giuliano Alesi
決勝後のコメント
「難しいレースだった
自分的には少し良くなったけど
まだまだ改善していかなきゃと
思ってます」
↑コメント途中で切れちゃって
ごめんなさい?#TomsRacing #SuperFormula pic.twitter.com/Uuj4kBJZPF— TOM'S Racing (@tomsracing) June 19, 2022
依然として苦戦が続く関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)だが、44周目にこのレースのファステストラップとなる1分7秒125を記録して“意地”を見せた。「現状自分を100%信じる事が出来ているのでブレずに今まで培ってきた自分のスタイルを信じ貫き通します」と想いを綴っている。
今回練習走行序盤トップタイム、レース中ファステストラップは取れました。後はうまく噛み合えば、、
ドライビング、車造り。
現状自分を100%信じる事が出来ているのでブレずに今まで培ってきた自分のスタイルを信じ貫き通します?自分を信じられなくなった時。
それは終わりを意味します✨ pic.twitter.com/9p0nrXr8QV— yuhi (@yuhisekiguchi) June 20, 2022
終盤のスピンでポイント圏内から脱落となった佐藤蓮(TEAM GOH)。「確実に良化してきていて、次戦は開幕でも調子の良かった富士なのでまた明日から準備していきたいと思います」と綴っているとおり、次戦の富士では上位争いに期待を抱かせる一台だ。
ポイント圏内走行中でしたがレース終盤での争いの中でスピンを喫し後退。
素早いピットワークで順位を上げれていたのでチームに申し訳ないです。
確実に良化してきていて、次戦は開幕でも調子の良かった富士なのでまた明日から準備していきたいと思います。
応援ありがとうございました‼︎ pic.twitter.com/LWqdADNgwQ
— Ren Sato/佐藤蓮 (@sugar_0185) June 19, 2022
2戦連続のノーポイントとなった小林可夢偉(KCMG)。「なんとか先ずはトップ争いできるようにチーム共に頑張ります」と綴っている。
第4戦で初表彰台を獲得した三宅淳詞(TEAM GOH)だったが、第5戦SUGOは苦戦。ペースはよかったようだが、最後尾からの浮上は難しく18位でチェッカーとなった。
スーパーフォーミュラ第5戦
決勝18位でした。
ペース良く走れていましたが、なかなか抜くことができず悔しいレースとなりました。予選で下位に沈んでしまったのが影響しました。
次の富士大会は上位で戦えるように頑張ります!
応援ありがとうございました?#SFormula #teamgoh pic.twitter.com/pwIEvHoar3— Atsushi Miyake/三宅淳詞 (@Atsushi_Miyake) June 19, 2022
前戦で今季初ポイントを獲得し、ここから復調かと思われた阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)だったが19位チェッカーという結果に。「噛み合ってない、だけでは済ましたくないです。この状況を変えるためにまた明日から次のレースに向けて考えていこう」と想いを綴った。
噛み合ってない、だけでは済ましたくないです。
この状況を変えるためにまた明日から次のレースに向けて考えていこう pic.twitter.com/eyuN4oNb2n— Sena Sakaguchi/阪口晴南 (@sakaguchi0709) June 19, 2022
ブレーキトラブルによりクラッシュ。リタイアとなった松下信治(B-Max Racing Team)はTwitterでクラッシュ時のオンボード映像を公開。急にバランスを崩してコースオフを喫する様子を見ることができる。
皆様、ご心配をおかけしましたが身体は大丈夫です。ブレーキトラブルにより減速が全く出来ずにクラッシュでした。突然の事でびっくりしましたが誰も巻き込まずに良かったと思います。
原因解明して次に向けて頑張ります。— N O B U (@Nobu_Mat13) June 19, 2022
オンボード? pic.twitter.com/ApTvfHfjxa
— N O B U (@Nobu_Mat13) June 23, 2022
序盤の接触でスピンを喫した山下健太(KONDO RACING)はチームメイトの初優勝を祝った。そのツイートに対しフェネストラズが「ありがとう。次は一緒に表彰台に登ろう」とリプライを送っている。
Arigato next one together in the podium ?
— Sacha Fenestraz (@sachafenestraz) June 19, 2022