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投稿日: 2022.06.23 21:41
更新日: 2022.07.21 09:27

ドライバーたちのSNS投稿で振り返る、2022年スーパーフォーミュラ第5戦SUGO【国内SNSまとめ】

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スーパーフォーミュラ | ドライバーたちのSNS投稿で振り返る、2022年スーパーフォーミュラ第5戦SUGO【国内SNSまとめ】

 6月18〜19日、2022年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦が、スポーツランドSUGOで開催されサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が初優勝を飾った。ここでは第5戦SUGOに参戦したドライバーたちのSNS投稿から、各々の第5戦決勝を振り返ろう。

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 2番グリッドから好スタートを決めたサッシャ・フェネストラズ。抜群のスタートを決め、ポールのディフェンディングチャンピオン野尻智紀(TEAM MUGEN)を先行。第2スティントでも落ち着いてタイヤマネジメントに徹し、参戦3年目で念願の国内トップフォーミュラ初優勝を飾った。チームを率いる近藤真彦監督と抱き合い喜ぶ姿に、思わず涙が流れた方もいらっしゃったのでは?

 今季初ポディウムを獲得した大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)は、3位に続いたホンダの先輩である野尻を前にドヤ顔を決める写真をアップ。野尻の「おれは2人とも敗者だから2人とも正座と思って正座したんだけどな笑」というリプライに対し、大湯「聞いてた話と違うじゃないですか…」と。レース後のコース外での駆け引きは野尻に分があったようだ。

 そんな野尻は決勝後の会見でも口にしていたように、またもポールスタートから勝てないというジンクスから抜け出すことは叶わなかった。しかし、依然としてランキングトップを死守。次戦の舞台は今季1勝をマークしている富士だけに、引き続き優勝候補だろう。ジンクスを破る戦い、その取り組みに引き続き注目だ。

 9番グリッドスタートからスタートし、いわゆる“ステイアウト組”での最上位となった牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、「4位までリカバリーできました」とレースを振り返った。

 3番グリッドからスタートも、チームメイト牧野に続く5位でチェッカーを受けた大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、スタート直後の位置取りを反省点として振り返った。しかし、今回の予選での1ポイントと決勝での入賞でシリーズランキングで11番手から9番手まで浮上。シリーズ後半戦はさらなる浮上が期待される。

 ステアウト作戦で首位浮上を狙った宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)は6位でチェッカー。なお、21日には自身のSNSで入籍から1年を迎えたことを公表。多方面からお祝いのリプライが届いていた。

 ル・マンウイナーとなった平川亮(carenex TEAM IMPUL)だったが、予選ではまさかのQ1落ち。しかし、決勝では後半までタイヤ交換を引っ張り、ピットアウト後には次々とオーバーテイクを決め、7位までポジションを上げた。しかし、野尻とのポイント差は17まで広がっている。決勝では強さを見せ続けているだけに、悲願のタイトル獲得のためには予選の改善が鍵となりそうだ。

 福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE)は、移籍5戦目にして待望の今季初ポイントを獲得。これは参戦3年目のThreeBond Drago CORSEにとっても初のポイント獲得となった。福住はInstagramで喜びを語るとともに「SFは本当に難しい。次のレースまでいっぱい悩んでいきます」と振り返った。

 予選Q1 B組を2番手で通過も、セット変更が裏目に出てQ1で自身が記録したタイムからも遅れ予選を8番手で終えた国本雄資(KCMG)。巻き返しを狙う決勝だったが、結果は9位となった。「まだまだこれから!!」と綴っているように、2016年シーズンのシリーズチャンピオンの復調の兆しはすでに顔を覗かせているのかもしれない。

 開幕戦ポールシッターの笹原右京(TEAM MUGEN)も苦しい戦いが続く。14番手スタートから、いくつかの印象的なオーバーテイクは見せたものの、10位という結果に終わった。シーズン後半戦でいかに苦境から脱することができるのかを見届けたいドライバーのひとりだろう。

 13番手からスタートした坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)はポイント獲得まで一歩届かず11位でチェッカーを受けた。今季は第1戦富士以降ノーポイントが続くが、「焦らず一歩ずつ前進していきます!」と意気込みを綴っている。

 Q1 A組でトップ通過を果たすもQ2はミスもあり12番手となった山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)。松下のグリッド降格により11番手からスタートを切るも、ピットインの際に大湯が第1スティントで付けていた右リヤタイヤを装着するというアクシデントに見舞われ、翌周に2度目のピットインを強いられることになり、12位でチェッカーとなった。しかし、チームメイトの大湯が2位を獲得しているだけに、山本の復調もそう遠くはないのかもしれない。

 13位でチェッカーとなったジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)はチームの公式SNSの動画を通じてレースを振り返っている。

 依然として苦戦が続く関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)だが、44周目にこのレースのファステストラップとなる1分7秒125を記録して“意地”を見せた。「現状自分を100%信じる事が出来ているのでブレずに今まで培ってきた自分のスタイルを信じ貫き通します」と想いを綴っている。

 終盤のスピンでポイント圏内から脱落となった佐藤蓮(TEAM GOH)。「確実に良化してきていて、次戦は開幕でも調子の良かった富士なのでまた明日から準備していきたいと思います」と綴っているとおり、次戦の富士では上位争いに期待を抱かせる一台だ。

 2戦連続のノーポイントとなった小林可夢偉(KCMG)。「なんとか先ずはトップ争いできるようにチーム共に頑張ります」と綴っている。

 第4戦で初表彰台を獲得した三宅淳詞(TEAM GOH)だったが、第5戦SUGOは苦戦。ペースはよかったようだが、最後尾からの浮上は難しく18位でチェッカーとなった。

 前戦で今季初ポイントを獲得し、ここから復調かと思われた阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)だったが19位チェッカーという結果に。「噛み合ってない、だけでは済ましたくないです。この状況を変えるためにまた明日から次のレースに向けて考えていこう」と想いを綴った。

 ブレーキトラブルによりクラッシュ。リタイアとなった松下信治(B-Max Racing Team)はTwitterでクラッシュ時のオンボード映像を公開。急にバランスを崩してコースオフを喫する様子を見ることができる。

 序盤の接触でスピンを喫した山下健太(KONDO RACING)はチームメイトの初優勝を祝った。そのツイートに対しフェネストラズが「ありがとう。次は一緒に表彰台に登ろう」とリプライを送っている。


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