その後、バックストレートエンドでau TOM’S LC500のジェームス・ロシターが関口雄飛のWedsSport ADVAN LC500のインを奪い、4番手にアップ。そこから順位変動はなく、19周目あたりからGT500のトップ集団は周回遅れとなるGT300の隊列の後ろに。
そこで2番手のWAKO’S 4CR LC500の大嶋和也と3番手ZENT CERUMO LC500の立川祐路が接近し、テール・トゥ・ノーズの状態へ突入。22周目のバックストレートでアウトからWAKO’S大嶋に並んだZENT立川は2台併走する形でヘアピンコーナーを回り、その後のリボルバーの進入でZENTがWAKO’Sの前に出て2番手を奪った。
25周目には中団で9番手を走行してたカルソニック IMPUL GT-Rのヤン・マーデンボローが同じGT−R勢のフォーラムエンジニアリング ADVAN GT−Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとバトル。マーデンボローはGT500のデビュー戦で見事なオーバーテイクを見せて8番手にアップを果たす。
27周目には8周近く接近戦を演じていたDENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンとWedsSport ADVAN LC500関口雄飛の5番手争いが過熱。バックストレートでサイド・バイ・サイドになると、ヘアピンのブレーキングで2台は接触。アウト側にいたWedsSport LC500が挙動を乱し、そのままオーバーラン。
サンドトラップを経てコースに復帰したが、5番手を奪われてしまう。
30周を過ぎて、トップ6はレクサスが占め、KeePer、ZENT、WAKO’S、au、DENSO、WedsSportの順に。このタイミングでフォーラムエンジニアリング ADVAN GT−RがGT500の先陣を切ってピットへ向かう。
32周目にはヤン・マーデンボローがMOTUL MUGEN NSX−GTを捉え、GT300のバックマーカーを利用してMOTUL MUGEN NSX−GTの武藤英紀をバックストレートでオーバーテイク。直後には、MOTUL MUGEN NSX−GTもピットインしており、ヨコハマユーザーはこのあたりが交換タイミングとなったようだ。
34周目、7番手を走行していたS Road CRAFTSPORTS GT−Rの千代勝正がコースオフしてバックストレートでストップ。アトウッドの立ち上がりで姿勢を乱し、そのままイン側のウォールにヒットしてしまい、レースを終えることとなった。
37周の周回を終えたところでトップのKeePerがピットイン。画面表示で44.1秒のストップでタイヤ交換、給油を終えてコースへ。すると翌38周目にはその時点でトップのZENTと3番手のWAKO’Sが同時ピットイン。
レクサス同士のピット作業バトルとなり、画面表示でZENTの44.8秒に対し、WAKO’Sが41.0秒で作業を終えてアンドレア・カルダレッリに乗り変わったWAKO’SがZENTからポジションを奪ってみせる。
そこからは先にピットを終えていたKeePerとアウトラップのレクサス勢との順位争いが5台で行われ、auとWAKO’Sが2番手バトル、DENSOとZENTが4番手を争うバトルが同時展開した。
42周目にはバックストレートでWAKO’Sがauのインを奪うと、ヘアピン進入のブレーキングでauの中嶋一貴がタイヤをロックさせてしまい、スモークを上げてオーバーラン。すぐにコースに戻るも、3台のLC500に抜かれることになり、2番手から5番手に後退してしまう。
アウトラップ絡みの戦いを終えて、43周目からはトップの順位も落ち着き、KeePer、WAKO’S、DENSO、ZENT、au、WedsSportのレクサス6台がトップ6を形成する。