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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.20 20:33

LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第3戦オートポリス 予選レポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第3戦オートポリス 予選レポート

 迎えた午後1時50分からのGT500クラス公式予選Q1。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは石浦にステアリングを託し、まずはQ2進出を目指した。残り7分というところでコースインした石浦は、公式練習とは異なるタイヤを装着し、やや重さを感じながらも、残り1分というところで1分35秒084というタイムをマーク。アタック途中、#17 NSX−GTがクラッシュしており赤旗が提示されるのではないかとヒヤリとしたが、見事3番手でQ2の立川にバトンを繋いだ。

 GT300クラスのQ2を経て、午後2時35分にスタートしたGT500クラスのQ2。石浦からZENT CERUMO LC500のステアリングを受け継いだのは立川だ。これまでオートポリスで5回ものポールポジションを獲得している立川だけに、さらなるポジションアップにも期待がかかる。

 立川は入念にタイヤを温め、いざアタック開始。ただ、立川の前を走っていた#36 LC500がターン14でコースアウトを喫してしまう。現場に差しかかった立川は充分なマージンをとってコーナーを通過し、1分34秒841というタイムをマーク。これでZENT CERUMO LC500のポジションは4番手となった。

 このオートポリスラウンドの予選ではは#100 NSX−GTがポールポジションを獲得し、レクサスLC500勢は#1 LC500の3番手が最上位。ZENT CERUMO LC500の4番手は、燃料流量リストリクターのハンデを負っているマシンのなかでは最高の順位だった。決勝を考えても、ベストなポジションにつけた……と思っていたのもつかの間、予選後なんとZENT CERUMO LC500にベストタイム抹消のペナルティが課されてしまった。

 これは、国際モータースポーツ競技規則 付則H項2−2.4.5.1bのなかに記された『減速義務違反』によるもの。立川は安全な速度を保っていたつもりだったが、コースアウト車両がいる区間でその減速が充分ではなかった……というものだ。

 この裁定により、残念ながらZENT CERUMO LC500のタイムは抹消され、4番手から8番手に降格となってしまった。とは言え、ZENT CERUMO LC500にハンデを感じさせない速さがあることは確認できた。目標であるチャンピオンのためにも、5月21日(日)の決勝レースでの追い上げに期待がかかる。

ZENT CERUMO LC500
ZENT CERUMO LC500


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