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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.05.09 14:50

DIJON Racing、2013年開幕戦以来の入賞を果たす

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スーパーGT | DIJON Racing、2013年開幕戦以来の入賞を果たす

■5月4日(水) 決勝(14時00分〜500Km)
この日の御殿場市内は早朝から非常に強い雨と風に見舞われ、スケジュール変更も危惧されたが、決勝レースのスタートセレモニーが行われる頃には、天候も回復し、雲ひとつない好天となり、路面も完全にドライコンディションとなり絶好のレース日和となり、50,000人を超える大観衆がサーキットを訪れた。

14時00分、フォーメーションラップを終え、SUPER GT第2戦『FUJI GT 500km RACE』がスタート。DIJON Racing GT-R#48のスタートドライバーは青木選手が務めた。20番手スタートの青木はオープニングラップで17位までジャンプアップし、その後も周回を重ねるごとに順位を上げていく。

16周を過ぎたあたりでタイヤを労わる旨の連絡がが青木選手より無線で伝えられる。ロングスティントを予定していた青木は若干ペースを落とすも、1分42秒台の安定したペースで走行を重ね、ピットイン直前には3位まで浮上し、43周を周回して最初のピットストップ。Takamori博士にバトンをつなぐ。

このピットストップの後、14位でコースに復帰したTakamori博士。1分41秒台のラップタイムを刻み順調に走行するも、このスティント中盤からリアタイヤのグリップ不足を訴え、タイヤを持たせるためペースコントロールして周回を重ねる。65周目には、GT500車両がタイヤバーストを起こし、コース上に大量のパーツが飛散したため、セーフティーカー(SC)が導入されるが、このSCがDIJON Racingには有利に働き、前走車とのギャップを大きく縮めることができた。

SCが解除され、72周を終えたところでチームはTakamori博士に無線で『ピットインまで残り5周』と伝え、Takamori博士もタイヤと相談しながらペースを上げる。9位までポジションを上げたTakamori博士は76周を終えたところで最後のピットイン。メカニックの迅速な作業もあり、最低限の時間で青木選手をコースに送り出す。

15位で復帰した青木選手は、ハイペースなラップタイムを刻んで11位まで浮上する。しかし前を行く30号車プリウスは青木選手とほぼ同タイムを刻んでいるためになかなか差が縮まらない。一進一退の攻防が続く中、先行する61号車BRZがドライブスルーペナルティーを受ける事に。93周目に61号車がペナルティ消化する際に青木選手は順位を上げ入賞圏内の10位に浮上した。

レースも残りわずかとなり、入賞が目に見えてきた矢先の97周目、『何かを踏んだ!』と青木選手から無線で報告が入る。100Rでコース上一面に散乱したGT500車両のカウル破片がDIJON Racing GT-R#48のフロントアンダーパネル右側に当たり、破損してしまった。

マシン確認のため、若干ペースを落としたが、この間に61号車BRZが背後に迫ってきた。チェッカーまで緊迫した展開が続いたが、青木選手は順位を守りきり、DIJON Racingはこの第2戦を10位でフィニッシュし、2013年開幕戦以来、3年ぶりとなる入賞を果たした。

DIJON Racing
DIJON Racing

今回のレースではチーム一丸となってシリーズポイントを獲得できました。第3戦オートポリス大会は平成28年熊本地震のために正式に中止が決定されたため、次戦は7月23日、24日開催の第4戦スポーツランドSUGO(宮城県菅生町)となります。次戦では更に上位入賞を目指して頑張って参りますので、引き続き、皆様のご声援を賜りますよう、応援宜しくお願い致します。


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