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スーパーGT ニュース

投稿日: 2023.08.31 11:21
更新日: 2023.08.31 11:23

K2 R&D LEON RACING 2023スーパーGT第5戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | K2 R&D LEON RACING 2023スーパーGT第5戦鈴鹿 レースレポート

2023 AUTOBACS SUPER GT
Round.5
IN SUZUKA 450m RACE

決勝はマシントラブルで無念のリタイア

公式練習 8/26(土)9:15〜
天候:晴れ/路面:ドライ 気温:33度/路面温度:39度

スーパーGT第5戦の舞台は鈴鹿サーキットだ。前回の富士では蒲生選手が体調不良のため、決勝を出走できず。そのため、篠原選手が規定で認められた2/3の周回まで走ったところでリタイアとなったが、一時は2番手を走行。結果は得られずとも、特に篠原選手の経験値を高めるうえで、多くの収穫もあった。

 依然としてサクセスウエイトは72kgのままとあって、いつもどおり入念にセットアップ、タイヤ選定が公式練習で行われた。蒲生選手がさっそく予選モードで走行し、2分0秒296をマーク。続いて篠原選手も同じセットで2分1秒980を記した後は、ロングランも担当し、2分3秒台でコンスタントに走行していた。最終的に公式練習を7番手で終え、第3ドライバーに自らを登録した黒澤選手だったが、「ふたりに任せます」と語り、どうやら出番はなさそうだ。

公式予選 8/26(土)Q1/15:20〜 Q2/16:13〜
天候:晴れ/路面:ドライ 気温:32度/路面温度:52度

 路面温度がついに50度を超えた、予選Q1には今回も蒲生選手が臨んだ。一発にすべてを賭けた蒲生選手は2分0秒118でB組8番手ながら、またもQ1突破に成功する。

 さらに上位を目指すべく、続いてQ2に挑んだ篠原選手。計測2周目からアタックし、1分59秒673をマークして、その時点での2番手につける。さらにもう1周攻め立てた篠原選手ではあったが、タイムアップならず。

 その間にタイムを伸ばしてきたチームもあったことから、12番手となったものの、走路外走行でタイム不採択となったチームがあり、繰り上がって11番手という結果を得ることに。

「辛い戦いにはなるでしょう。でも、1ポイントでも獲って帰りたいですね」と黒澤選手。

2023スーパーGT第5戦鈴鹿 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)
2023スーパーGT第5戦鈴鹿 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

決勝レース 8/27(日)14:45〜
天候:晴れ/路面:ドライ 気温:33度/路面温度:52度

 今回も決勝は450kmレースでの戦いとなり、給油を伴うピットストップが2回義務づけられたが、最初のピットインが可能な周回数が 5周目以降とされた。決勝前のウォームアップには蒲生選手だけが走行。早々にピットに戻ってきたあたりに、手応え十分を明らかにした。

 決勝スタート時の気温は33度、路面温度に至っては50度という高温のなか、今回もチームは、スタートドライバーに蒲生選手を起用。11番手の好位置からのレース開始ながら、サクセスウエイトを72kgも積んでいることもあって、スタートの出足は鈍り、ひとつ順位を落として12番手からの発進となるも、前からは遅れをとることなく、ポジションアップのチャンスを待つ。

 予想どおり5周目に入ると、早くもピットに入るチームが現れ、LEON PYRAMID AMGもまた、積極策に討って出る、6周目にピットに入り、蒲生選手のままコースに送り出される。

 このころ、ピットに入った多くのチームがタイヤ無交換とするなか、LEON PYRAMID AMGは、あえてタイヤを交換。この間にいったん順位を落としはしたが、フレッシュタイヤを装着していることもあり、我慢の走りを強いられずに済んで、ラップタイムも2分2秒台から3秒台で安定しており、じわりじわりと再び上がってくるのは必至だと思われた。

 しかし、16周目に突然ピットに蒲生選手が戻ってくる。マシントラブルが発生し、ピットガレージに入れられ、修復が試みられるも、応急措置ではレース続行が危険との判断により、無念のリタイアとなった。

 シリーズも後半戦に差し掛かり、3戦連続のノーポイントはなんとも痛いが、まだ諦めるわけにはいかない。最後まで全力を尽くす所存である。続いてのシリーズ第6戦は9月16〜17日に、スポーツランドSUGOで開催される。

黒澤治樹選手

「仕方がないですね。チームとしてしっかりとメンテナンスを行っていて、原因は今のところ分かりませんが、AMGと一緒に原因を究明して、二度と起こらないようにします。早めのピットストップは予定どおりで、ペースも良く、ピットに入ったタイミングも良くて、これからだ! というときに。トラブルだけが余計でした。まだ3戦ありますし、諦めずに最後まで頑張ります」

蒲生尚弥選手

「リタイアは残念ですが、それまでのペースは悪くなかったので、最後まで走れたならば、結果は悪くなかったと思います。また次、SUGOで頑張ります。レースは何があるかわかりませんからね」

篠原拓朗選手

「ちょっと悔しいですね、蒲生選手のペースも良く、最初のピット後のペースも良かったように思います。僕は今日、走れませんでしたが、予選でウエイトのことを思えば、良かったと思うので、実は期待していました。ゴールできていれば、いい結果が残ったと思いますが、仕方がないです。次戦SUGOで頑張ります。もう頑張るしかないですし、最後まで諦めずにいきます」

2023スーパーGT第5戦鈴鹿 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)
2023スーパーGT第5戦鈴鹿 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)


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