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F1 ニュース

投稿日: 2017.05.16 09:00
更新日: 2017.05.16 11:06

メルセデスとフェラーリの緊迫の66周、F1スペインGPで見たレースの本質【今宮純の視点】

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F1 | メルセデスとフェラーリの緊迫の66周、F1スペインGPで見たレースの本質【今宮純の視点】

 レースに戻ろう。1コーナーで起きたバルテリ・ボッタス+ライコネン+マックス・フェルスタッペンの事故に関して、スチュワードのトム・クリステンセンは何らペナルティを科さなかった。

 ル・マン24時間王者の彼はこれまでも公平で適切なジャッジをしてきている。今年からゆるやかな罰則判定の新方針に変わり、ペナルティが乱発されるケースが減っている。

 レースの本質を損なわないぎりぎりのプレーであれば、バトルする自由と権利をドライバーたちに委ねるべきだ。

 38周目、ピットアウトしたセバスチャン・ベッテルと追い上げてきたハミルトンの1コーナー接触もおとがめなし。

 その前、25周目のベッテル対ボッタスの攻防も1コーナー進入時にフェイント・アクションをとり、ラインを変えたベッテルに「アウト(!)」の判定はなかった。

 00年代以前にはこうした緊迫プレーがあちこちで見られ、ドライバー力の差異がはっきり分かり、個性やキャラクターがアピールされた。

フェリペ・マッサとの接触でストフェル・バンドーンにはペナルティが
フェリペ・マッサとの接触でストフェル・バンドーンにはペナルティが

 一方で中盤にバーチャルセーフティカー(VSC)導入のきっかけを作ったストフェル・バンドーン対フェリペ・マッサの接触には、ペナルティが科された。


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