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F1 ニュース

投稿日: 2017.06.01 14:53
更新日: 2017.06.01 15:02

メルセデスF1は、今後も苦戦を強いられるのか。鍵は「タイヤの使い方」にあり

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F1 | メルセデスF1は、今後も苦戦を強いられるのか。鍵は「タイヤの使い方」にあり

「ソチやモンテカルロのようなコースは多くのトラクションが必要となる。リヤを守らなければならないが、フロントを犠牲にしすぎるわけにもいかない。リヤから滑るのはオーバーヒートの原因になるが、スムーズなアスファルト路面だと、異なるタイプのオーバーヒートになってしまう」

「しかしフロントタイヤにも、ある程度のエネルギーを与える必要がある。でなければグリップを最大化することができない。このような現象は、モントリオールのような他のコースでも起きるだろう」

 モントリオールとバクーは、ダウンフォースをあまり多く必要としないコースだが、これによって各チームはタイヤにエネルギーを伝えることがさらに難しくなる。フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンは、次のように述べた。

「ダウンフォースが減った場合に、タイヤがどうなるのかに注目する必要がある。これは実際にはまだ、体験したことがない。以前からモントリオールはとても骨の折れるコースだったし、バクーも手ごわいコースだと思う」

「非常に滑らかなアスファルトの路面で、ごく少ないエネルギーで走ることができ、とても長いストレートがある。誰にとっても大きな挑戦となるコースだ」

 ハミルトンはこれまで、カナダGPでは2015年と2016年を含む計5回の優勝を飾っているが、その回数を増やすには、メルセデスは「猛烈に」仕事をする必要があると認識している。

「ウルトラソフトタイヤでの問題が解決できれば、すぐに攻めやすいポジションで戦えるようになるだろう」とハミルトンは話している。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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