☆4 セバスチャン・ベッテル
マーク・ウエーバーとのレッドブル時代を思い出させるような、したたかにPPのチームメイトを逆転するファイターぶりだった。明暗を分けたピット戦略がレース後に話題になったが、勝負どころでやるべきことをやったポイントリーダー。
ライバルが不調に陥った時こそ必勝モードにスイッチ・オン、25点のアドバンテージは今後の戦いに大きな意味をもつ。
☆5 キミ・ライコネン
敗れて悔い大いにあり、氷の微笑さえ浮かべなかったライコネン。絶対有利とされるPPにも、何かを暗示するかのように「明日はそうとも言えない」とつぶやいた。12年ぶりにモナコ最速レコードで決めたPPアタックは完全主義者らしいパフォーマンス。
いままでの16回と同じで、流れるようにコーナーに入り、流れるようにコーナーを抜けていくドライビング・タッチ。土曜日に披露した最速プレーにファイブスター、また近いうちに見られそうな気がする……。