■2017年の規則変更がチャンスに
デニスは2017年にF1テクニカルレギュレーションが大きく変わることがマクラーレンにとってチャンスになると考えている。
「2017年のレギュレーションによって、皆が均等なチャンスを得られる。ホンダと共に追いつくのに時間としては十分だ。来年は我々にとっていいチャンスになると考えている」
「何度か勝てると思う。世界選手権について予想したくはないが、メルセデス・ベンツを王座から降ろすことは誰にとっても大きなチャレンジになるだろう。だが誰よりも早く我々がそれを達成すると心から信じるだけの根拠がある」
デニスは、アロンソは今も最も優れたドライバーであると考えており、「彼を最も優れたエンジンとマシンのパッケージに乗せることができないのはもどかしい」と語った。
「今の彼の成熟ぶりは素晴らしい。彼には何が可能かが分かる。彼が今、マシンを称賛しているのは、マシンが優れているからなのだ」
■3番手のシャシーと主張する理由
レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、マクラーレンのシャシーはメルセデス、レッドブルに続く3番目の性能を持つと主張している。
BBC Sportは「これはとっぴな主張に思えるが、データから見れば彼らは正しいのだろう」と記している。
バルセロナ、特にそのサードセクターはエンジンから切り離したシャシー性能のみを測るのに最適といわれる。予選においてそのセクター3で、アロンソはルイス・ハミルトン、ニコ・ロズベルグ、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンという、メルセデスおよびレッドブル勢に次ぐ5位のタイムを記録している。
このことについてアロンソは「すごくポジティブな事実だ。大勢のライバルたちよりいいタイムだった。驚いた人間も多いだろうが、僕ら自身は驚いていない。ウイリアムズ、フォース・インディア、フェラーリより上位だったのはいいことだね」と語っている。