「勝利数では届かなかったが、チャンピオンシップポイントのレベルでは同率で1年を終えたわけだから、僕らは楽観的な見通しを感じているんだ。他チームも非常に強力だとは思うが、クリスティーナと僕は世界で最も過酷な地形のいくつかで、レースに勝つ方法を知っていることを示した。2022年はより多くの表彰台を確保するために全力を尽くすつもりだ」とキャリア26年目を迎えるローブ。
「僕らのファンは、最初のレース以来非常に協力的だった。そのサポートに対し、僕らも2022年のチャンピオンシップ勝利数で彼らに返済できることを願っている」
一方、ダカールラリー通算6度の完走を数え、ステージ優勝2回、3度の表彰台も記録するグティエレスも「X44とともにレースに戻ることにとても興奮している」と、2年目のEVオフロード戦に意欲を見せた。
「昨年のチャンピオンシップでも総合優勝に非常に近づくことができたけれど、今では2021年にチームに参加して以来多くのことを学び、私自身より強く、より速くなったと感じている。だから、ふたたびシートに戻って私に何ができるかを示すことにとてもワクワクしているの」と、スペイン出身で歯科医でもあるグティエレス。
「2022年には今まで以上にうまくドライブし、さらに優勝を目指す意欲と興奮を覚えているわ。また地球を探索し、私たちがレースをしている場所についてもっと学ぶことも楽しみにしている。遠隔地の環境が直面している気候変動の課題に焦点を当てることで、その危機を救うため私たちに何ができるかについて、さらに自分自身を教育したいと思っている」
そのエクストリームEシリーズのシーズン2は、早くも来月となる2月19~20日にサウジアラビアの北西部で計画されている新たな“スマートシティ構想”の地、ネオムでの開催が予定されている。