10月13日(金)から開催されているWEC世界耐久選手権第7戦富士。戦いの舞台となる静岡県・富士スピードウェイで見つけたトピックスをお届けする。
■サーキットサファリ初開催
大型バスに乗ってサーキットを周り、より間近でレーシングマシンの迫力を堪能できる“サーキットサファリ”がWEC富士で初めて開催された。
スーパーGTなどではお馴染みとなるこの催しだが、WECのシリーズとして初の試みであったため、イベントスタート直後はマシンがピットから出てこないといったハプニングもあったが、バスが1周目のコカコーラー・コーナーに差し掛かるとLMP1、LMP2、LM-GTEプロ/アマクラスの車両が次々に登場。バス車内ではエキゾーストノートが迫ってくる度に歓声が挙がった。
特に大きなリアクションを示したのは海外チームのスタッフたち。バスがコースを2周し、パドックエリアに戻ってからも「Wonderful! So exciting!!(素晴らしい! 信じられないくらい興奮する!!)」と興奮冷めやらぬ様子。これを機に日本発の取り組みが世界に広がっていくだろうか。
■WECの“凱旋門”
WECではお馴染みのパドッグゲートが今年も富士に登場。昨年からオール液晶化されたゲートにはシリーズのPRムービーのほか、各ラウンドのウイナー紹介、タイムスケジュールといった観戦に役立つ情報も表示される。来場の記念撮影にも最適だが、今週は富士山を含めての撮影は難しそう……。
■イベント広場ではさまざまなブースが出展
グランドスタンド裏のイベント広場ではトヨタ、ポルシェ両メーカーのブースや、WECオリジナルグッズを配布するオフィシャルブースなどが出展しているほか、プロレスリング、フランスの色と文化を体験できる“ビラージュ ボンジュール フランス”なども展開されている。
TOYOTA GAZOO Racingのブースから巨大な恐竜エアトランポリンを挟んで1コーナー側にあるポルシェブースでは、ポルシェ919ハイブリッドのローダウンフォースバージョンを展示中。ル・マン3連続優勝を記念したハットトリックTシャツやポルシェのレース史を築いてきた名車のミニカーなどが販売されている。
“森のプロレス”が行われるプロレスリングはイベント広場中央に位置する。14日(日)のイベントではプロレスラーVSお爺ちゃん(?)という奇抜な対戦もあり、見守った観客を楽しませていた。
また今回、“変わりダネ”とも呼べるのがソフトエアガンメーカーの東京マルイが出展している点。おもちゃの銃で撃ち合うサバイバルゲームは近年、女性や芸能人も遊ぶなど人気が高まりつつある。ここでは新製品が展示されているほか、試し打ちできるシューティングレンジも。ただし、18歳未満の方は遊べないのでご注意を。