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投稿日: 2009.08.17 00:00
更新日: 2018.02.23 10:44

【トヨタモータースポーツニュース】TDPレポート【8月17日号】


TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【8月17日号】

F3ユーロシリーズ第6大会ニュルブルクリンク
ヘンキ・ワルドシュミットが第1レース10位、第2レース7位

F3ユーロシリーズ
 8月14日(金)から16日(日)にかけて、ドイツのニュルブルクリンクでF3ユーロシリーズの第6大会が開催された。

 今シーズン、同シリーズにはTDPドライバーとして、ヘンキ・ワルドシュミット(オランダ)とアンドレア・カルダレッリ(イタリア)の2名がSGフォーミュラチームから参戦している。

 14日(金)予選を前に2度に渡って行われた練習走行は、最初のセッション開始直前まで濃い霧が立ちこめる状況となり、コンディションが大きく変わっていく難しいコンディションとなったが、メニューを分けてセッティング作業を行った2人は、カルダレッリが最初のセッションで予選シミュレーションを行い10番手、第2セッションでシミュレーション走行したワルドシュミットが8番手につけ、予選に臨んだ。

 午後6時5分から30分間行われた予選セッションでは、カルダレッリがコースイン早々にミッショントラブルに見舞われてしまった。ワルドシュミットは、1セット目のタイヤで8番手につけたが、2セット目のアタックでは、コース上の混雑に阻まれ、タイムを更新はしたものの、順位アップはならず。ワルドシュミットを含む、3番手から13番手までの11台が僅か0.3秒差に入るほどの激戦の中で、惜しくも9番手となった。

 ミッショントラブルに見舞われたカルダレッリは、2セット目のタイヤを決勝レースへと温存し、22番手グリッドとなった。

 15日(土)は前日よりも気温が上昇。第1レースが行われたのは午前中であったが、予選セッションよりも路面温度が15度も高く、タイヤやバランスのセッティングが難しいコンディションとなった。

 午前11時40分に22周の第1レースがスタート。9番手グリッドのワルドシュミットは好スタートを切ったが、ジャンプスタート(フライング)でポジションを上げてきた後方勢にラインをふさがれ、11位までポジションダウン。

 一方、22番手グリッドからやはり好スタートを切ったカルダレッリは、1周目で18位まで浮上。ジャンプスタートの3台がペナルティを受けたために15位に上がると、更に前を行くライバルを攻め、13位争いを展開した。

 しかし、激しいバトルの末に、カルダレッリはコース外に押し出される形となり、スピンを喫しエンジンストール。エンジンを再始動してコースに戻ったときには、1周遅れの最下位となってしまった。

 ワルドシュミットは、2周目にひとつポジションを上げて10位でチェッカー。カルダレッリは25位でチェッカーを受けたが、レース終了後、前でフィニッシュした2台が失格となったため、結果は23位となった。

 16日(日)の第2レースは、午前10時30分にスタートが切られたが、第1レースよりも更に気温が上昇し、距離も長い(29周)ために、第1レース以上にタイヤには厳しいレースとなった。

 10番手グリッドのワルドシュミットは、比較的路面の汚れている偶数列のポジションながら好スタートを切り、第2コーナーまでに2台をパス。23番手スタートのカルダレッリも、18位までジャンプアップ。直後に下位グループでのクラッシュによりセーフティカーが導入され、6周目に再スタートとなった。

 ワルドシュミットは前走車にプレッシャーを与え続け、15周目に素晴らしいブレーキングで7位に浮上。カルダレッリも、他車のペナルティにより16位まで順位を上げたが、中盤からハンドリングに苦しむこととなり、更に、23周目には、シケインでオーバーラン。この際の復帰方法に関してペナルティを科され、20位まで後退を余儀なくされた。

 終盤戦は各車タイヤが厳しくなり、ワルドシュミットは7位、1台をパスしたカルダレッリが19位でフィニッシュ。ワルドシュミットは、5大会連続でのトップ10フィニッシュを果たしたものの、惜しくもポイント獲得には届かなかった。


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