10月25日に行なわれたスーパーGT第6戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』は、セーフティカー(SC)が命運を分けたレースだった。GT500クラスではSC導入直前にピットインしたマシンがポジションアップを果たして優勝を飾ったが、GT300クラスではSC導入時点で“ピットインを済ませていたかどうか”が、レースの行方を大きく左右した。
そもそも『マキシマム・ウエイト』で戦う第6戦は、ランキング上位勢にとってタイトル争いの天王山でもあった。ここでは鈴鹿に入る時点でのランキング上位6台、ハンデウエイトが100kgと99kgのチームに絞って、レース中に起きていたことを検証してみたい。