MotoGP第1戦カタールGP、Moto2クラスは、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで決勝レースを行い、フランコ・モルビデリ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温22度、路面温度23度のドライコンディションで行なわれた。
ポールポジションからスタートしたモルビデリは、スタートからトップに立ち、2周目にトーマス・ルティ(カレックス)に先行を許したものの、すぐにトップを奪還すると、4周目から6周目までファステストラップを連発する。
これで2番手以下に約1秒5の差をつけて単独トップに立つと、その後もリードを広げた。
レース中盤の10周目にはその差を約2秒5とすると、トップの座をキープしたまま独走優勝、Moto2クラス初優勝を飾った。
ルティは単独2番手をキープ。終盤に3番手を争っていた中上貴晶(カレックス)とミゲール・オリベイラ(KTM)に接近されるが、残り3周となった17周目に自己ベストを更新して逃げ切り、2位表彰台を獲得した。
中上は序盤は4番手につけ、9周目のストレートエンドで前を行くアレックス・マルケス(カレックス)を交わして3番手に浮上。中上に続いてマルケスを交わしたオリベイラのプッシュを受け続けたが、落ち着いて逃げ切り、3位表彰台を獲得した。
レース後、中上は次のようにコメント。
「今日のレースは、後ろを振り返らず、前だけを見て、表彰台に立つことを考えて走った。全力で走ったが、モルビデリ、ルティのバイクのほうが少し安定していたように見えた。開幕戦で表彰台に立つことができて本当にうれしい」
オリベイラはKTMシャシーのMoto2マシンデビュー戦を4位で終えた。マルケスは中上とオリベイラに交わされた後、ペースが上がらず、単独5位でチェッカーとなった。
6位にルカ・マリーニ(カレックス)が続き、Moto2ルーキーのファビオ・クアルタラーロ(カレックス)が7位入賞。 8位にロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)、9位にチャビ・ビエルヘ(テック3)、10位にアクセル・ポンス(カレックス)の順で続いた。
日本人ライダーの長島哲太(カレックス)は19位でチェッカーを受けた。
以下、Moto2クラス決勝結果。