KRP三陽工業&RS-ITOHが2024年の体制を発表。JSB1000に佐野優人がフル参戦、柳川明は2戦のみ/全日本ロード
2月1日、全日本ロードレース選手権に参戦している三陽工業株式会社は、2024年に『KRP三陽工業&RS-ITOH』のチーム名でJSB1000クラスに佐野優人をフル参戦、柳川明をスポット参戦させることを発表した。また、鈴鹿8時間耐久ロードレースにも参戦を予定している。
1980年に設立された三陽工業は、2016年からレースの参戦をスタートさせ、2018年までJSB1000クラスを戦った。その後はST600クラスに変更したが、2021年は参戦を行っていなかった。
ところが、2022年にはRS-ITOHと再度タッグを組んでレース活動を再開。カワサキNinja ZX-10RでJSB1000クラスに柳川を擁して参戦し、鈴鹿8耐にも挑戦した。そして、2023年はJSB1000に柳川、ST1000に佐野を起用して参戦していた。
2024年は、佐野がST1000からJSB1000にステップアップしてフル参戦する。柳川は、第1戦鈴鹿2&4と第6戦オートポリスのみのスポット参戦でJSB1000を戦う。監督は伊藤一成氏が引き続き務め、カワサキNinja ZX-10Rを走らせる。
また、2月9日には西明石ホテルキャッスルプラザにて体制発表会が行われる。その際に、鈴鹿8耐に起用するライダーについての正式発表も予定されているとのことだ。
■伊藤一成監督
「いつも応援ありがとうございます。今年もJSB1000クラスに継続参戦いたします。今では少なくなってしまったKawasaki車両でひとつでも順位をあげたい」
「熟成されたKawasaki ZX-10Rに、なお一層改良を重ねています。チーム一丸となって戦いますので、サーキットに足を運んでいただきKawasaki ZX-10Rとライダーの応援をよろしくお願いいたします」
■佐野優人
「今年もチーム、各スポンサー様のおかげで全日本ロードレース選手権に参戦することができます。KRP三陽工業&RS-ITOHより今年はJSB1000クラスに参戦。昨年のST1000クラス時よりもレース数が増え、沢山走ることができます」
「トップライダーの走りをもっと研究し自分に取り入れ、結果を残したい。上位を目指して今シーズンも頑張りますので、応援よろしくお願いします」
■柳川明
「2024年は全日本ロードレース選手権において、開幕戦鈴鹿サーキットとオートポリスのみの参戦となります。限られた機会の中で最高のパフォーマンスを発揮し、可能性を最大限に引き出すことが、今シーズンの目標です。全力全開で頑張りますので今シーズンも応援よろしくお願いします」
■三陽工業:井上直之代表取締役
「2017年から始まったKRP=Kawasaki Repayment Project(Kawasakiおんがえしプロジェクト)も今年で8年目を迎えることになりました。伊藤監督を始め、このチームを支え続けて来ていただいた皆様に心から感謝いたします。ありがとうございます」
「そして、迎える2024年シーズン。佐野優人選手と柳川明選手がKawasakiのマシンでJSB1000を走り抜けます。Kawasakiの灯を消さない。そんな想いを持ち続けKRP三陽工業&RS-ITOHは走り続けていきます」