MotoGP第9戦ドイツGPの開幕前に、ドゥカティ・チームのホルへ・ロレンソとアンドレア・ドビジオーゾが意気込みを語った。
■アンドレア・ドビジオーゾ(MotoGPクラスランキング1位)
イタリアGP、カタルニアGPと連勝し、オランダGPでは5位に終わったものの、マーベリック・ビニャーレスの転倒ノーポイントにより、ランキングトップに浮上したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)。
昨年のザクセンリンクでは3位表彰台を獲得しており、チャンピオンシップをリードしたまま、サマーブレイクを迎えることができるかどうかに注目が集まる。
「ザクセンリンクは、過去に幾つかの問題が出てしまったが、再舗装され、今回はだれも新しい路面を試していないから、全員にとってイーブンとなる。いつものように、タイヤの挙動に気を付けなければならない」
「チャンピオンシップのリーダーとして、ドイツに乗り込めることに大きな満足感があるけど、レースの取り組み方を変えるつもりはない。1戦ごとの結果を求めて走ったことは一度もない。常にチャンピオンシップを意識している。日曜に可能な限りのベストリザルトを獲得するために、ここドイツでもよい仕事をしたい」
■ホルヘ・ロレンソ(MotoGPクラスランキング8位)
ヨーロッパラウンドに入って、マシンへの適応が進んでいたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)だが、以前にケガをして以降、やや苦手意識のあるアッセンでは苦戦を強いられた。
ザクセンリンクは優勝経験はないものの、MotoGPクラスでは通算5回表彰台を獲得している。昨年のフラッグtoフラッグのレースでは15位に終わっている。
「困難だったオランダGPの後でザクセンリンクが待ち遠しい。アッセン前までのレースで証明したポジティブな流れを取り戻したい」
「ザクセンリンクの新しい路面は大きなグリップが助けとなるはずだ。タイヤの消耗をまず確認する必要があるが、重要なのは、もう一度バイクのポジティブなフィーリングを見つけ、戦闘力を取り戻すことだ」