レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2018.10.17 19:20
更新日: 2018.10.17 19:21

MotoGP日本GPプレビュー:もてぎでタイトル獲得がかかるマルケス。ドヴィツィオーゾの逆転劇なるか?

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | MotoGP日本GPプレビュー:もてぎでタイトル獲得がかかるマルケス。ドヴィツィオーゾの逆転劇なるか?

 今週末、栃木県のツインリンクもてぎでMotoGP第16戦日本GPが開催される。今シーズンも日本GPを含めて残り4戦。日本GPから3週連続でオーストラリアGP、マレーシアGPと続くフライアウェイ3連戦となる。

 ツインリンクもてぎは、1997年に開業、1999年に初めて世界GPのホストコースとなり、この年は日本GPとして開催された。その後、2000年から2003年までは、春の鈴鹿、秋のもてぎと日本で2度ずつグランプリが開催されていたため、もてぎで開催されるGPはパシフィックGPという名称だったが、2004年以降はもてぎで開催されるグランプリが日本GPとなった。

 もてぎのコースはロードコースとオーバルコースのふたつのコースから構成されていて、これがツインリンクというコース名の由来だ。GPの舞台となるのは1周4.801kmのロードコースで、オーバルコースの下をくぐる2カ所の立体交差があり、5コーナー先をファーストアンダーブリッジ、バックストレッチ後の90度コーナー先をセカンドアンダーブリッジと呼ぶ。左コーナー6、右コーナー8の計14のコーナーで構成されており、レイアウト的にはストップ・アンド・ゴータイプのコースで、比較的パッシングポイントも多い。

 過去のレースにおいても、1コーナー、3コーナー、5コーナー進入、S字やV字コーナー、ヘアピン入り口など、多くのポイントでパッシングシーンが見られた。そして、もてぎ最大にして最後の勝負所は、バックストレート後の90度コーナーだ。バックストレート手前のヘアピンをうまく立ち上がれるかが、バックストレートでのトップスピードに影響し、90度コーナーの進入にも影響する。最終ラップまでバトルが続いた場合は、90度から最終コーナーのビクトリーコーナーまで目が離せない戦いとなる。ストップ・アンド・ゴーのもてぎレイアウトは加減速の繰り返しとなるため、ブレーキと燃費に厳しいコースでもある。

 昨年の日本GPは天候に恵まれず、セッション途中からドライとなったMoto2クラスの予選を除き、初日から決勝日まで、ウエットコンディションで各セッションが行われた。

 MotoGPクラスの決勝では、ウエットコンディションの中、マルク・マルケス(ホンダ)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が最終ラップの最終コーナーまで接戦を展開。最終ラップにトップで入ったのはマルケスだったが、S字立ち上がりでリヤが振られ、その間にドヴィツィオーゾが接近。バックストレートでドヴィツィオーゾがスリップから抜け出して前に出る。マルケスはあきらめず、最終コーナーでインをねらうが、ラインに乗れず、先に立ちあがったドヴィツィオーゾがトップでチェッカーを受け、シーズン5勝目をマーク。僅差の2位にマルケスが続いた。レース序盤トップを走行していたダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)はドヴィツィオーゾとマルケスに交わされて3番手に後退、単独3位でチェッカーを受けた。

マルケスとドヴィツィオーゾの一騎打ち(2017MotoGP日本GP)
マルケスとドヴィツィオーゾの一騎打ち(2017MotoGP日本GP)

 Moto2クラスではアレックス・マルケス(カレックス)が優勝、2位にチャビ・ビエルゲ(テック3)が入賞し、Moto2クラス初表彰台を獲得。3位にハフィス・シャーリン(カレックス)が入賞した。

 Moto3クラスではロマーノ・フェナティ(ホンダ)が優勝、2位にニッコロ・アントネッリ(KTM)が入賞し、マルコ・ベゼッチ(マヒンドラ)がグランプリ初表彰台となる3位に入賞した。


関連のニュース