電動バイクには当然ながら、内燃機関のレーサーのようにトランスミッションがついていない。ディスクブレーキと回生ブレーキによってスピードを落とし、コーナーに入っていく。

「コーナーに入るときにシフトダウンしたいんですけど、電動バイクはそれがありません。そういうところのリズムが少し違うかな、という感じですね。回生ブレーキは強弱を選べるとのことでしたが、(乗った時間が短いので)そのあたりはまだなんとも言えないですね」

 エゴの車両重量は約280キロ。MotoEマシンであるエゴ・コルセの車両重量は、現在公表されているところでは約260キロとされている。内燃機関のバイクで言えば約1000ccほどの車格を持つエゴであるが、それにしてもその重さはかなりのものだ。原田氏も乗っていて、その重さを感じたという。

「重いですね。だから止まらない。切り替えしはそこまで走り込んでいないのでまだ感じなかったけれど、ブレーキングでとにかく止まらないんです。ブレーキを離してコーナーに入っていこうとすると、アンダーステアになってしまいます。スピードを上げてくるとハンドリングにも影響が出てくると思いますね」

MotoEのデモランを務めた原田哲也氏
MotoEのデモランを務めた原田哲也氏

 そんな電動バイクによるチャンピオンシップ、MotoEでは、どのようなレースが予想されるだろうか。そう原田氏に聞くとまず「レースになると、バッテリーがもたないと思います」とバッテリーマネージメントが必要だという答えが返ってきた。

「どうバッテリーを持たせるか、という走りを追求しなければいけないと思います。車両の重さもありますから、(内燃機関のバイクとは)乗り方を変えていかないといけないでしょうね。例えばライン取りだったり。MotoEの乗り方を追求しないといけないと思いますよ」

 電動バイクレースMotoEの全貌が、徐々に明らかになってきている。その幕開けは、もう間もなくだ。

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