さらに、ビニャーレスはマシンに技術的トラブルを抱えていた。そのため、ポールポジションスタートながら序盤にポジションを落とすことになったようだ。

 激しいハイサイドクラッシュだったが、幸いにも大きなケガはなかったようで、「少し肩を負傷しただけ」だとビニャーレス。

「すごく集中していたし、速く走ろうともしていた。ただ、多くのリスクを負ってしまったんだ」

 ビニャーレスはこの転倒により、リタイア。チームメイト同士で争ったランキング3位を、ロッシに譲る形になった。

 マルケス、ビニャーレスと同様に転倒しながらも、完走してポイントまで獲得したのがロッシだった。ロッシが転倒したのは、赤旗中断後再開された、レース2だ。

 レース2でのロッシは相変わらずのフルウエットコンディションのなか、3番手、2番手とポジションを上げていく好走を見せていた。しかしレース2の10周目、12コーナーでスリップダウン。

「残り4周はコンディションがトリッキーで、ひどい感触だったよ。僕はミスをしてしまった。とても残念だ」

 ロッシは転倒したときの状況を、「マレーシアでの転倒に近い」と表現している。前戦マレーシアGPで、ロッシはトップ走行中に転倒。このときは「何が起こったのかわからない」とコメントしていた。今回の転倒についても、ロッシは「起こったことがよくわからないんだよ」と語っている。「きっと、もっと注意深くいるべきだったんだろうね」

 ロッシはその後マシンを起こして再びレースに加わり、13位でフィニッシュした。

 トップライダーたちが続々と姿を消した最終戦バレンシアGP。シーズンを席巻したマルケスも、復調の兆しを見せたヤマハファクトリーの両雄もいない表彰台が、サバイバルレースとなった戦いを象徴していた。

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