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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.09.26 22:10
更新日: 2020.09.27 12:53

MotoGP第9戦カタルーニャGP:ヤマハ、フロントロウを独占。モルビデリが自身初のポールポジションを獲得

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MotoGP | MotoGP第9戦カタルーニャGP:ヤマハ、フロントロウを独占。モルビデリが自身初のポールポジションを獲得

 MotoGP第9戦カタルーニャGPの予選が、スペインのカタロニア・サーキットで行われ、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が最高峰クラスで初のポールポジションを獲得。2番手にファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、3番手にバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が並び、フロントロウをヤマハ勢が占めた。

 フリー走行3回目は気温13度、路面温度14度のドライコンディション。前日は低めの路面温度と強い風に苦戦したライダーが多かった。土曜日午前中は、気温、路面温度は前日よりも下がったものの、風は前日よりも収まるコンディションとなった。

 セッション序盤には、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、続いてファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)がトップタイムをマークする。クアルタラロがトップをキープしたままセッションは進み、残り時間15分で、クアルタラロがさらに自身のタイムを更新。ここで、フリー走行3回目で初めて1分39秒台のタイムに突入した。

 続いて中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が2番手に浮上。その中上のタイムを、直後にポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が更新すると、さらに残り時間10分でトップに立つ。

 残り時間10分を切って、ビニャーレスやアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)やバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)などがQ1からの予選となる総合11番手以下につける状況だ。

 残り時間8分、ビニャーレスがトップに浮上すると、その翌周にもタイムを詰め、トップをキープ。一方、総合でトップ10圏内につけていた中上が、2コーナーでスリップダウン。中上はすぐに起き上がったが、フリー走行3回目残り時間5分でピットに戻る事態となった。

 続いてさらに、カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)が5コーナーで転倒。この2コーナーと5コーナーは特に路面状況に注意が必要だと、初日後に中上自身が語っていたコーナーであり、実際に多くのライダーがこのふたつのコーナーで転倒を喫している。

 こうした状況のなか、クアルタラロが2番手に、エスパルガロ弟が3番手に浮上する。トップのビニャーレスは、終盤にトップタイムを記録したのち、ピットに戻っていた。そのビニャーレスのトップタイム、1分39秒462を、クアルタラロが最後のアタックで0.044秒更新。1分39秒418を記録して、クアルタラロがトップでフリー走行3回目を終えた。

 2番手はビニャーレス。最後のアタックでミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)が3番手、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム)が4番手に浮上し、5番手はヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)だった。

 セッション終盤に転倒を喫した中上はタイムアタックができず、15番手。3回のフリー走行の総合結果でも15番手となり、Q1から予選に挑むことになった。

 また、セッション中盤に5コーナーで転倒を喫したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)は、メディカルセンターに運ばれた。エスパルガロ兄はその後、問題なしとの診断を受け、フリー走行4回目に出走している。

 フリー走行4回目ではビニャーレスがトップタイムをマーク。エスパルガロ弟が2番、ミルが3番手につけ、ロッシが今週末初のトップ5以内の4番手。クアルタラロが5番手だった。

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