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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.11.07 23:50
更新日: 2020.11.08 03:15

MotoGP第13戦:ウエットコンディションのなか、中上貴晶が2戦連続のフロントロウを獲得。ポールはP.エスパルガロ

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MotoGP | MotoGP第13戦:ウエットコンディションのなか、中上貴晶が2戦連続のフロントロウを獲得。ポールはP.エスパルガロ

 MotoGP第13戦ヨーロッパGPの予選がスペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行われ、MotoGPクラスはポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が2020年シーズン2度目のポールポジションを獲得。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は3番手で、2戦連続のフロントロウを獲得した。
 

 フリー走行3回目はところどころ青空がのぞくものの、路面状況としては前日同様にウエット。気温は16度、路面温度17度のなかで始まった。こうしたコンディションにより、すべてのライダーがレインタイヤを履いてコースイン。

 また、このセッションからバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が出走。ロッシは2度目のPCR検査の結果を待つために初日セッションに出走しなかったが、連続して2回のPCR検査で陰性が確認され、3戦ぶりの復帰となった。

 ウエットコンディションのために、ドライとウエットのミックスコンディションとなった前日のフリー走行2回目よりもタイムは伸びない状況だ。セッション中盤を迎え、トップタイムはヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)の1分41秒113。次第にコース上には陽が射し始めるが、残り時間20分を切ってもレインタイヤでの走行が続く。

 セッションはそのままザルコがトップタイムで終えた。2番手はマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)。ビニャーレスは前日より6基目のエンジンを投入していることから決勝レースをピットレーンスタートとなるが、加えてビニャーレスのチームクルーにひとりがPCR検査で陽性となり、このため感染の可能性がある4名のチームスタッフは検疫措置に入ることがチームにより発表されている。この4名にはモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのチームディレクターであるマッシモ・メレガリも含まれているという。

2020年MotoGP第13戦ヨーロッパGP バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
2020年MotoGP第13戦ヨーロッパGP バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

 3番手は中上、4番手はフランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)、5番手はカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)だった。ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)は10番手、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は初日から厳しい状況が続いており、19番手。ロッシを除くすべてのライダーは前日のタイムを更新することはなかった。

 フリー走行4回目前に行われた、Moto3クラスの予選では再び雨が落ち、路面はフルウエットとなった。MotoGPクラスのフリー走行4回目を迎えるころには雨が上がり、再び陽が射す天候となったものの、路面は回復しないまま。

 トップタイムでセッションを終えたのはミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)、2番手はジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)で、3番手にはジャック・ミラー(プラマック・レーシング)とフランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)のドゥカティ勢が続き、5番手はフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)だった。

 中上は10番手。ビニャーレスは5コーナーで転倒を喫したが再び走行を行い、13番手。クアルタラロは18番手のタイムだった。

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