MotoGP世界選手権に参戦するホンダ・チーム・アジアは12月2日、2017年にMoto2クラス、Moto3クラスに参戦するチーム体制を発表した。
Moto2クラスに参戦するイデミツ・ホンダ・チーム・アジアは、日本人ライダーの中上貴晶に加え、Moto3クラスからステップアップしたマレーシア人ライダーのカイルール・イダム・パウイのラインアップで臨む。
中上は、今季のオランダGPで初優勝を遂げ、合計で4回表彰台に登り、ランキング6位で終えた。2017年に向けたテストでは連日トップタイムを記録し、悲願のチャンピオン獲得に向け準備万端のようだ。
「来シーズンも再びこのチームからMoto2クラスに参戦できることがとてもうれしく、そして誇りにも思います」と中上。
「2016年はオランダGPで優勝を飾り、何度も表彰台を獲得した良いシーズンでした。厳しい時期もありましたが、それも自分たちをさらに強くする糧になりました。2017年に向けては、すでにヘレステストでトップタイムを記録して順調なスタートを切ることができました。2017年は自分がチームを牽引する存在になり、チーム一丸となって必ずチャンピオンを獲得したいです」
中上のチームメイトとなるパウイは、今季Moto3クラスでデビュー。ウエットコンディションとなった2戦目のアルゼンチンGPで圧倒的な速さを見せ初優勝を飾った。第9戦ドイツGPでもウエットコンディションを制し、シーズン2勝目を達成。
パウイは「まず何よりも、僕の2016年Moto3クラス参戦を支え、応援してくれたみんなに心から感謝をしている」と次のようにコメント。