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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.06.27 22:05
更新日: 2021.06.28 00:44

MotoGP第9戦オランダGP:クアルタラロが今季4勝目で、チャンピオンシップトップを堅守。ビニャーレス2位でヤマハがワン・ツー

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MotoGP | MotoGP第9戦オランダGP:クアルタラロが今季4勝目で、チャンピオンシップトップを堅守。ビニャーレス2位でヤマハがワン・ツー

 MotoGP第9戦オランダGPの決勝レースがTT・サーキット・アッセンで行われ、MotoGPクラスはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が2021年シーズン4勝目を挙げた。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は20番グリッドからスタートし、健闘の7位フィニッシュ。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は接戦の2番手争いを繰り広げたものの、中盤にポジションを落とし9位でチェッカーを受けた。
 
 決勝レースは気温24度、路面温度33度のドライコンディション。変わりやすい天候を称したダッチ・ウェザーが影響したのは初日だけで、日曜日の決勝レースは晴れた空の下で始まった。
 
 好スタートを切ったのは2番手スタートのクアルタラロで、ポールポジションスタートのビニャーレスは1コーナー前のストレートでクアルタラロとラインが交錯し、クアルタラロが眼前に出たことにより後退。2番手にはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、 3番手には中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)がつける。
 
 バニャイアは9コーナーでクアルタラロを交わすと、トップに浮上。クアルタラロは2番手、3番手が中上、4番手がビニャーレス、5番手がアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)でオープニングラップを終える。一方、20番グリッドスタートのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は10番手に浮上していた。
 
 トップ争いはバニャイアとクアルタラロによって争われ、3周目にクアルタラロがバニャイアのすきをうかがうも、バニャイアはオーバーテイクを許さない。さらに3番手の中上もクアルタラロの背後について走り、ブレーキングのたびにその差が縮まる。
 
 クアルタラロは最終シケインでバニャイアの前に出ようとするも、立ち上がりではバニャイアの駆るドゥカティ デスモセディチGP21が勝る。しかし7周目の11コーナーで、ついにクアルタラロがバニャイアをとらえた。高いコーナリングスピードでバニャイアのインに入ると、続くコーナーで先行し、トップを奪い返したのだ。
 
 クアルタラロはトップに立つと、一気にペースを上げる。8周目にはファステストラップのレコードを更新するタイム、1分32秒897を叩き出し、バニャイアとの差はあっという間に1秒になった。
 
 2番手のバニャイアの後方には中上がつける。中上は序盤から3番手をキープしており、次第にバニャイアとの差を詰めていった。そして、中上の背後にはビニャーレスが僅差を保ったままつけている。2番手のバニャイアと3番手の中上、4番手のビニャーレスとの差はほんのわずかとなった。中上は13周目の11コーナーでバニャイアの前に出るも、ストレートでは再びバニャイアが2番手を奪い返した。


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