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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.08.14 22:18
更新日: 2021.08.15 07:58

ヤマハから出場停止処分を科されたビニャーレス「イライラして感情が爆発した。ヤマハに謝罪する」

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MotoGP | ヤマハから出場停止処分を科されたビニャーレス「イライラして感情が爆発した。ヤマハに謝罪する」

 8月14日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は、ヤマハから第11戦オーストリアGPのエントリーから取り下げられたことについて語り、ヤマハに謝罪した。

 同地レッドブル・リンクで1週前に開催された第10戦スティリアGPの決勝レースで、ビニャーレスはレースの終盤に何度もレブリミットまでエンジンを回すなど危険なマシン操作を行った。

 それにより、8月12日にヤマハが声明を発表し、ヤマハYZR-M1のエンジンに重大なダメージを与える可能性があり、本人に深刻なリスクを引き起こし、他のライダーにも危険をもたらす可能性があることからチームはビニャーレスを欠場させる判断を下した。

 ビニャーレスは金曜日からサーキットに現れ、コースサイドでセッションを見守っていた。土曜日にはイタリアのsky sportやMotoGP.comのインタビューに答え、当時の状況を語りヤマハへ謝罪した。

マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第10戦スティリアGP
マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第10戦スティリアGP

「とても奇妙な状況であり悲しい。僕にとってこの瞬間は難しいものだ。幸運にも、とても親しい人たちに恵まれていますが、とても辛い瞬間だよ。ここ数戦の結果に不満を感じていた。とても複雑な心境だ」とビニャーレス。

「(ラスト3ラップは)とてもイライラしていた。どう対処すればいいのかわからず、感情が爆発してしまった。ヤマハには申し訳ないと思っている。最後の数ラップで間違った乗り方をしてしまった」

「今は、多くの素晴らしい人たちが僕を支えてくれている。特別な関係を持っていない人も含めて、多くの人が素晴らしい存在であることを証明してくれた」

「長い間、気分が良くなかった。その悔しさから、間違ったライディングをしてしまうこともあった。他のライダーを危険にさらすつもりはなかったよ。多くの不満が蓄積した。最近は(メンタル面の)管理が非常に困難になっている。繰り返すが、ヤマハに謝罪しなければならない。このような形になるつもりはなかった」

「僕はライダーだ。トラック(コースサイド)でGPを観るのは非常に困難なことだ。今は100%の力を発揮して、さらに強く戻って戻ってきたいと思う」

マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第10戦スティリアGP
マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第10戦スティリアGP

「(ヤマハとの関係を修復できるかは)わからない。今は冷静になりすべてを反省して、すべてが整った状態でさらに強くなって戻ってきたい。出場停止の決断は尊重する。僕はヤマハのライダーだから、受け入れるしかないよ」

 ヤマハ発動機と2022年まで契約を締結していたビニャーレスは、6月末に今シーズン限りで契約を終了することをヤマハに要請しており、2年契約を途中解除してチームを去ることになっている。また、チームは第12戦イギリスGP以降は状況をより詳細に分析し、出場についてはヤマハとライダーとの間でさらに協議をするという。


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