8月15日、オーストリアのレッドブル・リンクで2021年MotoGP第11戦オーストリアGP Moto2クラスの決勝が行われ、Pertamina Mandalika SAG Teluruよりワイルドカード参戦をしている羽田太河は21位で完走を果たした。
羽田は今シーズンFIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権にフル参戦しており、第5戦アラゴンのレース1では3位表彰台を獲得している。
羽田にとってMotoGP参戦はバリー・バルトゥス（NTS RW Racing）の代役として出場した第4戦スペインGPに次いで2度目であるが、前回はNTSのシャシーであったためカレックスのシャシーを使用したマシンでは初めてとなった。
初日をFP1、FP2ともに31番手で終えた羽田は「チームとの初日は難しい日でした。FP1は悪くありませんでしたが、FP2では少し問題を抱えてしまいタイムを更新することができませんでした。チームには感謝していますし、もちろん明日はもっと良くなるはずです。明日はもっとプッシュして、予選で良い結果を残したいです」とコメントした。
2日目のFP3では初日のタイムを1秒以上更新し、気温が上昇した予選でもそれに近いタイムを出したが、予選Q1を17番手で終え、決勝は最後尾31番グリッドからのスタートとなった。
「毎セッション改善していくことができ、フィーリングも良くなっていったのでいい1日でした。明日のレースが待ちきれません」と羽田。
そして決勝ではスタートを決めて数台をパスし、その後も順調な走りで完走、21位でゴールした。
羽田は「いいレースでした。良いリズムをキープすることができました。チームの今週末の働きにとても満足しています。彼らがくれたこの素晴らしい機会に感謝したいです」と話している。
