9月11日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MotoGPを統括するドルナスポーツは、2021年のロードレース世界選手権MotoGPにおける最終的な開催日程を発表した。今季は、全18戦の開催となり、開催が延期されていたアルゼンチンGPは中止されることとなった。
1月22日に開催延期となったアルゼンチンGP(アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド)は、シーズン終盤の開催を目指していたが、新型コロナウイルスのパンデミック、ロジスティックの制限、施設の再建設により、キャンセルが義務付けられ、2022年4月にカレンダーに復帰することが決定した。
リザーブトラックとして登録されていたインドネシアGP(マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット)も開催されないことになった。
また、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでは9月17~19日に第14戦サンマリノGPが開催されるが、同地で10月22~24日に2度目のレースが行われることが8月19日に決まっている。
2度目のグランプリ名は後日発表となっていたが、今回、第16戦エミリア・ロマーニャGPとして開催されることが明かされた。イタリアのヘルメットメーカー、ノーランの支援を受けるため、正式名称は『Gran Premio Nolan del Made in Italy e dell’Emilia Romagna』となる。
さらに、2022年に向けた最初のプレシーズンテストの日程が追加された。スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで11月18~19日に2日間の公式テストが開催される。
その後、8月27日の発表通り、年明けからセパンとマンダリカでテストが行われる。
■2022年MotoGPプレシーズンテスト日程(2021年9月11日時点)
11月18日~19日:MotoGPオフィシャルテスト(スペイン・ヘレス)
1月31日~2月2日:MotoGPシェイクダウンテスト(マレーシア・セパン)
2月5~6日:MotoGPオフィシャルテスト(マレーシア・セパン)
2月11~13日:MotoGPオフィシャルテスト(インドネシア・マンダリカ)
2月22~24日:Moto2&Moto3オフィシャルテスト(スペイン・ヘレス)
■2021年MotoGP最終版カレンダー(2021年9月11日発表時点)
Round | グランプリ | サーキット | 決勝レース日 |
---|---|---|---|
第1戦 | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 3月28日 |
第2戦 | ドーハ | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 4月4日 |
第3戦 | ポルトガル | アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ | 4月18日 |
第4戦 | スペイン | ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト | 5月2日 |
第5戦 | フランス | ル・マン-ブガッティ・サーキット | 5月16日 |
第6戦 | イタリア | ムジェロ・サーキット | 5月30日 |
第7戦 | カタルーニャ | カタロニア・サーキット | 6月6日 |
第8戦 | ドイツ | ザクセンリンク | 6月20日 |
第9戦 | オランダ | TT・サーキット・アッセン | 6月27日 |
第10戦 | スティリア | レッドブル・リンク | 8月8日 |
第11戦 | オーストリア | レッドブル・リンク | 8月15日 |
第12戦 | イギリス | シルバーストン・サーキット | 8月29日 |
第13戦 | アラゴン | モーターランド・アラゴン | 9月12日 |
第14戦 | サンマリノ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 9月19日 |
第15戦 | アメリカズ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | 10月3日 |
第16戦 | エミリア・ロマーニャ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 10月24日 |
第17戦 | アルガルベ | アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ | 11月7日 |
第18戦 | バレンシア | リカルド・トルモ・サーキット | 11月14日 |