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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.04.03 06:44
更新日: 2022.04.03 08:56

アレイシ・エスパルガロが予選制す。アプリリアにとってはMotoGP初ポール/第3戦アルゼンチンGP

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MotoGP | アレイシ・エスパルガロが予選制す。アプリリアにとってはMotoGP初ポール/第3戦アルゼンチンGP

 4月2日、MotoGP第3戦アルゼンチンGPの予選がテルマス・デ・リオ・オンドで行われ、MotoGPクラスはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)がポールポジションを獲得した。欠場が発表されていた中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はPCR検査の結果が陰性となったことを受け、アルゼンチンGPに参戦し、10番手を獲得している。

 新型コロナウイルス感染症の影響によって2020年、2021年が中止となり、2019年以来3年ぶりの開催となったアルゼンチンGPは、前戦の開催地であったインドネシアからアルゼンチンへの機材の輸送中、一部の輸送機にトラブルが発生し、セッションが始まる金曜日までに一部の機材がサーキットに到着できない状況となったことから、金曜日の全セッションがキャンセルとなった。このため、アルゼンチンGPは土曜日にMotoGPクラス、Moto2クラス、Moto3クラスの全クラスでフリー走行1回目、2回目、予選が行われるスケジュールに変更された。

 また、今大会直前、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)がPCR検査の結果が陽性だったとして欠場が発表されていたが、再検査の結果、陰性が確認されたことにともない、アルゼンチンGPに参戦している。

 一方、前戦インドネシアGPのウォームアップ走行で激しいハイサイドを喫し、この影響で複視を再発したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)はインドネシアGPの決勝レースに続き今大会を欠場し、ステファン・ブラドルが代役として参戦する。

■フリー走行:アプリリアが総合1番手と2番手

 フリー走行1回目は気温22度、路面温度34度のドライコンディション。上述の機材到着の遅れにより今大会は2日間のレースウィークとなり、フリー走行3回目と4回目が行われないため、MotoGPクラスのフリー走行1回目と2回目は各60分にセッションの時間を拡大して行われた。

 序盤、中上がトップタイムを記録。その後、開始20分を過ぎてファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が中上のタイムを更新してトップに浮上する。開始30分を過ぎたセッション中盤に入ると、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)がトップタイムをマークした。

 残り時間10分を切って、中上がトップに浮上するも、再びそのタイムをクアルタラロが更新した。しかし、タイムアタックの時間に入ったことで各ライダーが続々とタイムを更新する中、中上が残り時間1分で1分39秒028を記録し、クアルタラロのタイムを上回ってトップに立った。

 中上はこのままフリー走行1回目を制し、トップでアルゼンチンGP最初のセッションを終えた。2番手はクアルタラロ、3番手にはポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)が続いている。4番手はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)、5番手にはルーキーのマルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)が入った。

 フリー走行2回目はMoto3クラス、Moto2クラスの予選後にスタート。気温は27度ながら、路面温度は43度にまで上昇した。今大会は2回のフリー走行の総合結果によって、予選のQ1とQ2が決まる。つまり、Q2へのダイレクト進出を果たすためには、フリー走行2回目で総合10番手以内に入る必要がある。

 序盤、アレイシ・エスパルガロがトップに立ち、2番手にベゼッチ、3番手にホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)が続く。開始20分には2番手にマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が浮上し、アプリリアのふたりがトップ2につけた。

 残り時間が25分になったころ、走行中のブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)のマシンから白煙が上がった。ビンダーはすぐにスローダウンしてコースサイドの壁にマシンを立てかけると、走ってピットに戻った。幸いコース状況に影響はなかったようで、セッションは続行されている。

 アレイシ・エスパルガロは終盤に入ってもトップを維持し、1分38秒244のトップタイムでフリー走行2回目を制した。2番手はビニャーレス。3番手はジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、4番手はクアルタラロ、5番手はマシントラブルに見舞われたビンダー。中上は終盤にアタックを行い自己ベストを更新したが、総合13番手だった。

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