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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.04.25 09:55
更新日: 2022.04.25 14:04

独走で今季初優勝のクアルタラロ「序盤に出たタイムに驚いた」/MotoGP第5戦ポルトガルGP決勝トップ3コメント

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MotoGP | 独走で今季初優勝のクアルタラロ「序盤に出たタイムに驚いた」/MotoGP第5戦ポルトガルGP決勝トップ3コメント

 4月24日、MotoGP第5戦ポルトガルGPの決勝レースがアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで行われ、MotoGPクラスで優勝したファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、2位のヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)、3位のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が会見に出席。レースを振り返った。

■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/決勝:優勝

「金曜日を除いて、これまでで最高の週末になったと思う。雨の初日は総合20番手。でも、土曜日の午前中はトップから0.5秒以下で、フリー走行4回目はドライとレインが半々のコンディションで、レインタイヤを履いてトップ5に入った。そして、予選ではスリックタイヤを履いていいタイムを出せた。あのコンディションは自分としてはいわば最悪だったんだけどね」

「今朝はすごくいいペースがあると感じていたんだ。(レースでは)3周目には1分39秒4が出て、自分でもびっくりしたよ。自分としてはとても不思議だった。スリックで走る時間がなかったのに、すぐに1分39秒が出たものだから。でも、あのペースを維持できたのでとても満足だ」

「優勝争いができるペースがあったのはインドネシアだけだった。カタールはタフだった。昨年は優勝したのに、今年は9位フィニッシュだったから。オースティン(アメリカズGP)では昨年は2位だったのに、今年は7位」

「でも、すごくいい走りができていたから、自分のライディングスタイルについては何も言うことはないよ。もちろん、常に改善できる可能性はある。でもここは、僕にとってはグリップがかなりいいサーキットだ。最終コーナーはとても速く走ることができる。15コーナーではかなり力強く入っていけるんだ。でも、走り方については新しいことは何もしていない。ただ、今日はレース中ほとんどのラップを1分39秒で走れたので驚いた。もし誰かが後ろにいてプレッシャーがあったとしても、そのタイムで走れたと思う」

■ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)/決勝:2位

「とてもうれしい。昨日のポールポジションがまず第一歩、そして今日のレースも素晴らしかった。スタートではタイムをロスしてしまったけれど、ブレーキングですごくいいフィーリングがあるとわかっていた。だから、自信があったんだ。すぐに失ったポジションを回復した」

「アレックス・マルケスとジャック・ミラーをかわしたのが、レースのキーポイントだったと思う。というのも3番手にいるとき、ジョアン・ミルの後ろですごくいい感じがあった。ただ、ファビオをとらえるほどではなかったかもしれない。彼はすごく強かったからね。ミルの後ろにいて、集中し続けた」

「そのあとミラーが追いついてきた。2番手に上がったのはいい判断だったと思う。そのあと、彼らは一緒にクラッシュしちゃったからね。あのアクシデントを避けられたと思う。終盤のアレイシ・エスパルガロは怖かったよ。彼はキャリアの中でもとても調子がいい時期にいるし、終盤に速くなることがわかっていたから。最終ラップに特に攻めて20ポイントを得るための力を残すことができたよ」

■アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)/決勝:3位

「全てがアルゼンチンのようなレースウイークというわけにはいかない。アメリカはとてもタフな週末だった。でも、アメリカのあと家に戻って分析したら、レースはそんなに悪くなかったんだ。いいレースというわけでもなかったけど、ひどいレースでもなかった。物事はそんなに悪くない。十分に速いとわかっている。毎周優勝争いができるとは言わないけどね」

「今日はレース序盤、ファビオが特別速かった。でも、僕もウエットでも週末全体として速かった。フリー走行3回目では、トップ10に入るように力を尽くしたし、予選でもそうだった。僕たちは毎周上位争いをしているという確固たるものがある。とても満足している」

「今日は難しいレースではあった。レース序盤にアレックス・マルケスが3、4回僕に当たって、タイムをロスしてしまったんだ。そのあと、前のライダーをとらえることができた。僕にはすごくいいペースがあったんだ。とても満足しているし、バイクを走らせるのを楽しんだよ。チャンピオンシップにとってもポイントを得ることができた」

「ノアーレのエンジニアは僕よりも(コンセッションを失うことを)心配しているだろう。でも僕は最初からコンセッションを好まなかった。もちろん、コンセッションが僕たちを助けていることはわかっている。でも、僕は全く好きじゃない。今は自分がすごく高いレベルで走っていると証明していると思うけれど、同時にアプリリアのRS-GPもいいレベルにある。そうじゃなかったら、この結果を得ることは不可能だ。僕たちはいいベースがあると思うから、(次戦)ヘレスではコンセッションを失うことを望んでいる」


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