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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.09.05 04:12
更新日: 2022.09.05 12:18

ふたりのライバルにトップ譲らず優勝のバニャイア「スマートに、ペースを安定させることを考えた」/MotoGP第14戦サンマリノGP決勝トップ3コメント

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MotoGP | ふたりのライバルにトップ譲らず優勝のバニャイア「スマートに、ペースを安定させることを考えた」/MotoGP第14戦サンマリノGP決勝トップ3コメント

 9月5日、MotoGP第14戦サンマリノGPの決勝レースがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、MotoGPクラスで優勝したフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、2位のエネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)、3位のマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が会見に出席。レースを振り返った。

■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/決勝:優勝

「簡単ではなかったよ。レース序盤はグリップがあまり高くないと感じていたんだ。争うのにちょっと苦戦していた。僕の後ろにいたマーベリック(・ビニャーレス)がかなり攻めていて、6コーナーの立ち上がりでもトラクションがかかっているのを感じていた。でも周回ごとにすべてがよくなっていった。最後の5周、6周のペースは素晴らしいものだったよ」

「僕のキャリアの中では、ファステストラップを最終ラップに出したことはなかったと思う。(エネア・バスティアニーニが最終ラップでファステストラップを記録したのは)素晴らしいことだ。僕たちは素晴らしい仕事をしていることを証明したと思う」

「レース中ずっと、誰かがすぐそこにいるように感じていたけど、僕は何も考えていなかった。スマートでいようとし、ペースをしっかり安定させようとしていた。ラインを締めることもしなかった。ラインを締めたら僕の後ろにいるライダーにオーバーテイクのチャンスになると思っていたから。だから、僕はただ、力強く、速く走るのにできるだけベストなラインをとろうとしたんだ」

「(チャンピオンシップで)30ポイント差はまだ大きい。だからそこに集中したくない。シーズン後半に僕たちがやったレースのようなことをしたいと思うし、状況を理解し、どのポジションを獲得できるのかを理解するのに賢くいたい。今日のように、勝てる可能性があるとわかればトライするし攻めるよ」

「僕たちは週末、取り組みの面でとてもいい仕事をしていると思うんだ。いつも強いし安定しているからね。これはシーズン序盤に比べて変わったところだね」

■エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/決勝:2位

「スタートは難しかったよ。僕のバイクのフィーリングは、とてもおかしかったんだ。タイヤの温度を上げるのが難しかった。でもレース中盤によくなった。攻められるようになったんだ。ペッコ(フランセスコ・バニャイア)に迫り、ほかのライダーとのギャップを広げた。優勝するために全力を尽くしたけど、ペッコは僕よりすごかった。ファステストを最終ラップに出せたことには満足だよ。MotoGPとしてはすごくおかしなことだけどね」

「(最終ラップの4コーナーでバイクが挙動を乱したことについて)ブレーキが強すぎたんだ。そのコーナーで(バニャイアを)オーバーテイクしようとしたんだけど、ちょっとはらんでしまった。最終ラップでもう一度トライしようと思ったんだけど、ペッコのブレーキはとても深かった。今日は(抜くことは)できなかったね」

「ドゥカティはものすごく強い。それが自分たちの将来にとって大事になることはわかっている。それに、テストで新しいパーツにトライすることや、や学びを得ることも重要になるだろう。来年からは、ファクトリーチームに加入する。きっと大変だろうけど、僕の人生にとってはいい挑戦だよ」

■マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)/決勝:3位

「2020年にペッコにすごくプレッシャーをかけて、彼がちょっとミスをしたことが頭にあったから、序盤はトライしてみたよ。でも、彼はよくなっていたね(笑)。ちょっとのミスもしなかったんじゃないかな」

「レース序盤は、すごくいいフィーリングがあったし、中盤もそうだった。でもエネアが僕をパスして、ちょっと苦戦しだしたんだ。それで『わかった、今日は3位だ、マーベリック』と自分に言い聞かせたんだ。まだまだやることはあるし、もちろんもっと強くなって戻ってくるだろう。というのも、アプリリアとピアッジオ・グループにとても満足しているんだ。いい方法で取り組んでいる。一歩一歩、優勝に向かう方法なんだ」

「そうだね、彼らはちょっと(レース終盤にリヤグリップが)あった。でもペッコが言っていたように、レース序盤、彼らは苦しんでいたんだ。だから、最初から最後まで攻めた方がよかったのかも……。ここ2、3戦、レース終盤でちょっと問題が出ていたから。でも言えるのは、ここに座っていられてうれしいということ。アプリリアをすごく誇りに思うということなんだ。次に進む時だ。とてもうれしいよ。それに、すごい走りをした彼らふたり(バニャイアとバスティアニーニ)におめでとうと言いたいね」

「誇りに思う以上だ。コンマ1秒だって諦めないと思っているんだ。取り組みを続けるよ。ポテンシャルがあるのはわかっている。初日からアプリリアのポテンシャルの高さを発揮できたのでとてもうれしいし、結果にも満足なんだ。レースがすごく楽しかったことも、スタートがうまくいったこともうれしいよ」


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