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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.10.23 22:10
更新日: 2022.10.24 11:56

チャンピオン獲得に王手のバニャイア、最終戦も「いつも通りの週末として過ごす」/MotoGP第19戦マレーシアGP決勝トップ3コメント

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MotoGP | チャンピオン獲得に王手のバニャイア、最終戦も「いつも通りの週末として過ごす」/MotoGP第19戦マレーシアGP決勝トップ3コメント

 10月23日、MotoGP第19戦マレーシアGPの決勝レースがセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスで優勝したフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、2位のエネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)、3位のファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が会見に出席。レースを振り返り、バニャイアとクアルタラロはチャンピオンが決まる最終戦への展望を語った。

■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/決勝:優勝

フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2022MotoGP第19戦マレーシアGP
フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2022MotoGP第19戦マレーシアGP

「スタートで反応がすごくよかったし、1コーナーでのブレーキングでは前に出るためにかなりリスクを冒した。このおかげで優勝争いができたんだ。ホルヘ(・マルティン)はスタートから素晴らしいペースで、かなり無理をしていた。2周、彼を追いかけてから、『僕には(ペースが)速すぎるから、少しリラックスしよう』と思ったんだ。それから彼が転倒し、少しタイヤをマネジメントしたよ」

「エネア(・バスティアニーニ)もかなり攻めていて、彼が僕をオーバーテイクしたときがレース中でいちばん厳しいところだったね。彼についていくのはかなり難しかった。エネアは高速コーナーで僕よりもトラクションがあったからで、僕のほうは低速コーナーでトラクションがあった。でも、僕はかなりハードにブレーキングをしていた。そのブレーキングのおかげで今日は勝てたと思う。今日の結果にはとても満足しているよ。ファビオ(・クアルタラロ)は3位だったから、優勝が唯一の可能性だった」

「エネアをオーバーテイクしたとき、少し無理をしてみた。残り3周だったと思う。でも残り2周で少しペースを落とした。リヤタイヤがオーバーヒートしてしまったからだ。最終ラップはとてもいいラップタイムで走り、エネアは9コーナーで少しミスをしてワイドになった。そのおかげもあって今日は優勝できた」

「チャンピオンシップという点では、(今回の優勝で)少しアドバンテージになったと思う。ただ、通常、慎重になりすぎると、さらに困ったことになることがある。集団の中で走ると、フロントタイヤの内圧が上がって、より物事が困難になるからね」

「だからいつも通りのレースウイークにするつもりだよ。今回のように、ではなくね。昨日転倒してしまったから。ただ、スマートでいて全てを理解し、レースではもし可能性があるならまた優勝に挑戦するよ」

■エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/決勝:2位

エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2022MotoGP第19戦マレーシアGP
エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2022MotoGP第19戦マレーシアGP

「スタートは悪くなかった。スタートでホルヘは本当に速くて、追いつけないと思ったよ。でもその数周後に彼はクラッシュして、それがわかったときに『前に出るときだ』と思ったんだ」

「ペッコ(フランセスコ・バニャイア)を4コーナーでパスし、そのあとはできるだけタイヤをマネジメントしたけど、2、3周後に(タイヤの)右側が変わってしまい、コーナリング中に速く走ることができなくなった。立ち上がりはひどかったよ。というわけで、ペッコが僕を抜き去っていったんだ。ずっと彼と僅差を保っていようとしたけど、最終ラップでまた勝負を仕掛けることはできなかった」

「最終ラップでは(バニャイアに)かなり近づいた。ただ、コースの終盤で彼をとらえることは難しかったと思う。コースの序盤のところで近づいておくことが大事だったんだ。9コーナーではインサイドに入ろうとしたけど、かなり難しかった」

■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/決勝:3位

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2022MotoGP第19戦マレーシアGP
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2022MotoGP第19戦マレーシアGP

「スタートは素晴らしい、というものではなかったと思うんだけど、ペッコがトップに立ちそうだったのを見て、1コーナーのブレーキングをものすごく深くしたんだ。1コーナーで5番手か6番手あたりに浮上していたと思う。あのスタートが大きかった」

「それから彼らと一緒に走ることがすごく大事だったんだけど、難しかった。ただ、自分の中でもベストレースの一つだったと思うよ。後方からのスタートで、僕たちはオーバーテイクが厳しいとわかっていたから。自分のレースにはとても満足しているんだ」

「正直言って、(レース中にチャンピオンシップのポイントについて)あまり計算していなかったんだ。終盤にペッコが『P1』(トップ)だとわかって、ベストを尽くし、追いかけようとした。ある段階では、少しは接近できたと思うけど、残り2周でフロントタイヤもリヤタイヤも、いたるところが本当に限界状態だった。だから残り2周で少しペースを落とすことにしたんだ。素晴らしいレースだったと思う」

「(フリー走行4回目の転倒により負傷した左手について)バイクに乗るのは問題なかったんだけど、コース上ではホールショットデバイスなどを使うのに、こっちの手(左手)をかなり使うんだ。ただ、薬と(レース中の)アドレナリンで、問題はなかったよ」

「(バレンシアにタイトル争いを持ち越すことが)したかったことだけど、ペッコが勝つとは思っていなかったな(笑)。でもまあ、いちばん大事だったのは、このレースを楽しむことだった。もうずいぶん長いこと、バイクを楽めておらず、特にレースで楽しめていなかった。だからとてもうれしいんだ」

「昨年のバレンシアはベストレースではなかったけど、僕がしなければならないことはただ一つ、優勝争いをすること。あとはどうなるかだけど、少なくとも、最終戦を楽しみたいと思っているよ」


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