2月22日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームは、2023年シーズンに使用する『ホンダRC213V』のカラーリングを公開した。それと同時にライダーのマルク・マルケスとジョアン・ミル、HRC（ホンダ・レーシング・コーポレーション）のレーシング運営室長を務める桒田哲宏氏が意気込みを語った。
1959年から長年に渡って二輪のレース活動を行っているホンダは、1995年からレプソル・ホンダとしてMotoGPクラスに参戦している。2023年もレプソル・ホンダ・チームとして参戦し、レプソルカラーが継続となる。
ライダーは、MotoGPクラスでタイトル獲得経験のあるマルケスとミルという強力な布陣で戦うレプソル・ホンダ・チームは、ホンダにとって4年ぶりとなる王座奪還を目指す。
そんなマルケスとミルに加え、桒田哲宏氏が体制発表会にてお披露目されたカラーリングと2023年シーズンに向けてコメントした。
■マルク・マルケス
「今年のバイクもかっこいいね! ポルトガルのテストでレプソル・ホンダ・チームのフルカラーリングで走ることを本当に楽しみにしているよ。長い間、僕とチームと共に歩んできたレプソルファミリーのみんなと一緒にここに来られるのはすばらしいことだ」
「ポルティマオでのテストは、やるべきことがいくつかあるので、重要なテストになるが、エンジニアたちは日本で懸命に働いてくれている。このまま仕事を続けて、今シーズンをスタートさせたいと思っている。体調も万全で、レースが待ちきれないよ」
■ジョアン・ミル
「初めてレプソル・ホンダのチームカラーを身にまとい、最新型のホンダRC213Vを披露できるなんて、信じられない気持ちだ。この象徴的なチームに参加することはとても光栄で、このようなチームに参加することで期待される、できる限り最高の結果を出すことに集中していくよ」
「セパンではすでにいいところまで進んでいるし、ポルトガルではまだ準備の時間があるので、このままみんなでがんばり、戦闘力をより上げていきたいと思っている」
■桒田哲宏（HRCレーシング運営室長）
「厳しい年を経て2023年シーズンを迎えますが、スピリットや意欲は失われていません。ホンダは24回のコンストラクターズチャンピオンを含む25回の最高峰クラス制覇を果たしており、企業として、またコンストラクターとして何ができるかを熟知しています」
「MotoGPの競争はかつてないほど厳しくなっていますが、ライダーが必要とするものを提供するために、我々は最大限の努力を続けています。パートナーのレプソルとともに、新しいシーズンに向けて新しいカラー、美しいレプソル・ホンダ・チームのマシンを発表できることをうれしく思っています」
「今年は、2人のすばらしいライダーが戦ってくれます。マルク・マルケスの歴史と実績は説明するまでもなく、彼は我々の歴史の中で最も輝かしい功績をもたらしてくれましたし、彼が完全な体力回復を果たしたことをうれしく思っています。そして、25歳にしてすでに2度の世界チャンピオンに輝き、新しい状況にも素早く適応する実績を持つジョアン・ミルがいます。2人が今年、我々HRCが期待するような成功を収めてくれることを願っています」
