4月14日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラス初日のプラクティス1、2がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは総合7番手、フランコ・モルビデリは総合16番手となった。
クアルタラロは午前のP1から好調な走り出しを見せ、セッション中に何度もトップに立つ場面が見られた。ラストアタックはさらにタイムを縮めて0.150秒差の2番手となった。午後のP2では、タイムを更新して2分02秒721の7番手となり、ダイレクトでの予選Q2進出を果たした。
一方、第2戦アルゼンチンGPで活躍を見せたモルビデリだったが、初日の午前のP1では12番手、午後のP2では16番手に留まった。しかし、P1で取り組んだセッティングが着実な前進を見せたようで、自己ベストタイムは大幅に短縮していた。
■ファビオ・クアルタラロ（P1:2番手、P2:7番手）
「タイムアタックがうまくいかなかった。プッシュすることばかり考え過ぎてしまったようだ。ソフトタイヤを履いたときに、どうしても気持ちが入り過ぎてしまうので、もっと冷静になるよう努めなければならない。明日の予選でも同じように走らなければならないけれど、ソフトタイヤの恩恵を確実に受け取ることが重要だね」
■フランコ・モルビデリ（P1:12番手、P2:16番手）
「まあまあ難しい一日、という感じだった。午後は午前よりも良くなったので、そのことは前向きにとらえているよ。タイムアタックには貪欲に取り組んだ。タイムアタックに入る前の最後の走行では予想以上の進化を感じることができたけれど、1回目のアタックは平均的なものに留まり、2回目では無理をし過ぎて2度も大きなミスをしてしまったんだ。そのため期待したようなタイムを記録することができなかった。ペース的には、まだ十分に上がってきていないから、明日は前とのギャップを縮められるか楽しみだよ」
