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投稿日: 2023.05.31 19:28

【動画】「プニッと柔らかくて疲れにくいシートにご注目」カワサキ・エリミネーター試乗/葉月美優のバイク通信


みなさん、こんにちは!
オートスポーツwebバイク部の部長兼レポーターの葉月美優です♪
日差しも気温も心地よく、ツーリングが楽しい季節になりましたね。
私も、お休みの日はちょこちょことツーリングに出掛けています。

さて、今年3月に開催された東京モーターサイクルショーのカワサキブースで、注目のバイクとして『カワサキNinja ZX-4RR』を紹介しました。Kawasaki Racing Teamをイメージした“THE KAWASAKI”のライムグリーンが光り輝いて、カッコ良いバイクでした♪ 実は、カワサキブースにもう一台、気になる新型のバイクが展示されていました。それが、今回紹介する『カワサキ・エリミネーター』です。

エリミネーター『STD』/パールロボティックホワイト(車両価格:75万9000円)
エリミネーター『STD』/パールロボティックホワイト(車両価格:75万9000円)
エリミネーター『STD』/パールロボティックホワイト
エリミネーター『STD』/パールロボティックホワイト

3月に発売されたエリミネーターは、15年ぶりにその名が復活したモデルなんです。先代はアメリカンスタイルが流行った時期に登場したバイクで、当時の人気を生で知らない私の世代でも、“エリミネーター”という名前は聞いたことがありました。

今回、復活した最新のエリミネーターは、現代的でスタイリッシュなバイクです。『カワサキNinja ZX-4RR』と同じ、400ccの並列2気筒エンジン搭載とのことで、どんな乗り味なのか、楽しみです!

実車を見て、ロー&ロングフォルムが素直に「かっこよい」と思いました。小さめのヘッドライト、横長のテールランプ、薄めのタンク形状など、先代のアメリカン風なデザインが、ほどよく感じられて、スタイリッシュなカッコよさに惹かれました。スポーティなバイクを愛車にしている私ですが、エリミネーターのようなスタイルも好みです。

タンクからテールにかけて水平基調のロー&ロングフォルム
タンクからテールにかけて水平基調のロー&ロングフォルム

まず、ライダーとしてバイクを乗る際の安心材料として一番気になる足つき性と重さについてチェックしていきましょう。

エリミネーターのシート高は735mm。車重は176kg。私が跨ってみても、足つき性は抜群によくて、車重も負担になることなく、バイクに跨ったまま、押し引きをすることができました。これは、かなりの安心ポイントだなぁと思いました。

自然なハンドル、ステップ位置によるリラックスしたライディングポジション
自然なハンドル、ステップ位置によるリラックスしたライディングポジション

ちなみに、シートの高さは標準に加えて、マイナス20mmのロータイプと、プラス30mmのハイタイプが揃っています。自分の体型や好みに合わせて、選ぶことができるのはポイントが高いですよね。

でも、シート高は低ければOK! というわけではありませんよね。エリミネーターは乗車したときの姿勢を重視した設計になっていて、ハンドルの形状やステップの位置も自然に腕や足が置けるように配慮されています。私も無理のない乗車姿勢を取ることができました。

早速、試乗してみます!
最初のポイントは、バイクの引き起こしがフワッと軽かったことです。小柄な女性や初心者の方でも「乗りやすい」一台だと思います。

試乗中、砂利道があったのですが、そこでも安心して跨ったまま押し引きができるくらい足つき性と軽さに感動しました。

エリミネーターに搭載されているエンジンは、低速域でのコントロール性の良さが強みのひとつということで、どれくらいなのだろう? と思っていましたが、想像以上に走り出しに力強さがあって、びっくりしました!

スルスル〜と動きだす感じ、低速域の安定感を抜群に感じられました。

高速道路も試乗してみました。高回転域までよく回り、アクセルの加減速でスポーティさも感じられました!

個人的にはと3000回転くらいが気持ちよくゆったり走れた気がします♪ 癖がなくコーナーでもスルッと素直に曲がってくれました!

エリミネーター『STD』
エリミネーター『STD』

そして、エリミネーターの最大の推しポイントは、「疲れにくい!」ところです。

その要因のひとつが、プニプニしていて柔らかいシートです! シートの中が空洞になっていてお尻に負担がかからないので、長距離走行でも痛くならず疲れずに走れそうです♪ 私の愛車も、もう少しシートが柔らかいとうれしいんですけどね(笑)

シートは前端部を絞り込んだ形状。シート下にはゴムダンパーを備え、振動の低減に貢献している
シートは前端部を絞り込んだ形状。シート下にはゴムダンパーを備え、振動の低減に貢献している

そして、ハンドルやステップからの振動が少ないこと。これも、疲れにくさに貢献していると思います。ハンドルグリップにラバーマウント、ステップの裏にはウエイトが装備されていて、共振を逃してくれているのですが、走行中もそれがしっかり体感できました。

カワサキ・エリミネーターは車重が軽くて疲れにくく、扱いやすくて初心者にも優しいバイクだと思います。毎日の通勤はもちろん、ツーリングにもピッタリな一台です。

動画レポートでは、「なぜ400ccのエンジンを搭載しているのか?」など、エリミネーターの魅力をもっともっと深掘りしているので、是非チェックしてください♪

カワサキ・エリミネーター試乗/葉月美優のバイク通信
カワサキ・エリミネーター試乗/葉月美優のバイク通信


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