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クルマ ニュース

投稿日: 2023.01.14 13:23
更新日: 2023.01.14 13:24

ニスモ仕様はレーシングカー同様のスワンネックステーも採用。2024年モデルのGT-Rは「日産の極み」

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クルマ | ニスモ仕様はレーシングカー同様のスワンネックステーも採用。2024年モデルのGT-Rは「日産の極み」

 1月13日、東京オートサロン2023の日産ブースでは2024年モデルのニッサンGT-Rが先行公開され、前モデルからの変更点などが明らかにされた。

 午前10時からメディア向けに開催された先行公開イベントには、海外からも多数のメディアが集まるなど、その注目度の高さが伺えた。

 プレスカンファレンスの冒頭では、日産自動車のアシュワニ・グプタCOOが挨拶。

「これまでも日産は1995年にR33型、1999年にはR34型のスカイラインGT-Rを東京オートサロンで発表しており、多くのファンの皆さんに育てていただいたモデルと言えるでしょう。2007年に発表したニッサンGT-Rは、21世紀を象徴するスポーツカーです。お客様に究極のドライビングプレジャーをお届けするモデルとして、日本のクルマ文化とともに進化してきました」と東京オートサロンと日産ブースの歴史を振り返った。

 今回お披露目するGT-Rに関しても「一切の妥協も許さない頂点を極めた技術、日産の魂を、ぜひご覧ください」と自信を持って語ると、2024年モデルがついにアンベールされた。

1月13日、日産ブースでの発表会の様子
1月13日、日産ブースでの発表会の様子
東京オートサロン2023の日産ブースに展示された、ニッサンGT-Rニスモ・スペシャルエディション
東京オートサロン2023の日産ブースに展示された、ニッサンGT-Rニスモ・スペシャルエディション
東京オートサロン2023の日産ブースに展示された、ニッサンGT-Rプレミアム・エディション T-スペック
東京オートサロン2023の日産ブースに展示された、ニッサンGT-Rプレミアム・エディション T-スペック

 今回登場したのはニッサンGT-Rプレミアム・エディション T-Specと、ニッサンGT-Rニスモ・スペシャルエディションの2台。前作からの変更点について、車両開発に携わった川口隆志チーフ・ビークル・エンジニアは、次のように説明した。

“人の感性に気持ちよく。それでいて速い”、“トータルバランスをもっと高い次元へ”をテーマに掲げて開発された2024年モデルのGT-R。「R35史上最高のトラクションマスターを目指して、特にコーナーリング性能を向上させました」と川口チーフは語る。

 まずは外装面を一新。ハンドリング性能の向上を目指して、両仕様とも前後ダンパーやリヤウイングなど外装部品を見直し、空力性能を向上されている。それが特に追求されいるのがニスモ仕様で、空気の流れなどを考慮したデザインでダウンフォースを向上させるように設計され、リヤウイングのステーには現在のスーパーGT GT500車両で主流となっている“スワンネック”形状が採用されている。

スワンネック形状が採用されたニッサンGT-Rニスモ・スペシャルエディションのリヤウイングステー
スワンネック形状が採用されたニッサンGT-Rニスモ・スペシャルエディションのリヤウイングステー

「(外観の)デザインによってダウンフォースを約13%向上させ、クルマをしっかり接地させることができるようになりました。さらに、今回はフロントにメカニカルLSDを搭載して、コーナーから立ち上がる際の内輪側の空転を防止しています。これによって生まれたフロントタイヤのポテンシャルを最大限活かすために、四駆のトルク配分を見直しました」(川口チーフ)

 そして、「2024年モデル発表にあたって、非常に大きな技術開発」と川口チーフが力説したのが、新構造のマフラーだ。動力性能を一切犠牲にすることなく、より厳しくなった新車外騒音規制に対応しつつ、迫力あるサウンドを実現したという。

「一般的に、排気の音を下げようとすると、排気管を長くしたり、マフラー容量を大きくして、音を静かにします。しかし、これをやってしまうと、ガスの流れを悪くしてしまい、結果としてクルマの出力が落ちてしまいます。また、単純に排気のボリュームを下げてしまうと、走っているときに高揚感を得るために必要なサウンドも失いかねないので、そこが課題でした」と川口チーフ。

 そこで、2024年モデルでは、新しい分岐構造と消音室を作り、そこで低音域のみの消音に成功。これで、車外騒音規制に対応しただけでなく、排気ガスの流れも大きく変わっていないため、動力性能も一切犠牲にしていないという。さらにジェットエンジンのタービンブレードを参考に、空気の小さな渦を発生させる排気管形状にしたことも、車外騒音の減少を実現した。

 川口チーフは「みなさんのお手元にこの新しいGT-Rが届いた時には、ぜひサウンドにも注目していただきたい」と笑顔を見せていた。

「初代スカイラインGT-Rが発売された1969年から、50年もの長い年月において、その時代のクルマの文化や自動車技術を、一段上のステージに引き上げてきました」とグプタCOOは言う。

「そして、世界中のファンの皆様に愛され、支えられ、時代ととおもに進化を続けてきました。今回、ご紹介する2024年モデルのGT-Rは“日産の極み”、“史上最高のGT-R”とも言うべき集大成です。GT-Rの長い歴史に刻まれるものとなるでしょう」

東京オートサロン2023の日産ブースに展示された、ニッサンGT-Rプレミアム・エディション T-スペック
東京オートサロン2023の日産ブースに展示された、ニッサンGT-Rプレミアム・エディション T-スペック


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