いよいよ来週末に迫ってきたスーパー耐久第3戦、富士SUPER TEC24時間レース(通称、富士24時間)。昨年に続いて今年で2度目の開催となるが、レースと同じくらい楽しみなのが、24時間開催ならではのイベントの多さ。そのなかでもぜひ一度体験して頂きたいのが、富士スピードウェイでのキャンプ観戦だ。そのキャンプでのオススメのワンポイントアドバイスを、アウトドア情報が満載のサイト『GO OUT WEB』の鈴木一基編集長に聞いた。
まずは今年の富士24時間をキャンプ観戦する場合の基礎知識から。今回、富士でキャンプをしながらレースを楽しむには、大きくわけてふたつの観戦チケットを使う方法がある。まずはサーキット自由席エリアで、自分たちテントなどをキャンプ用品を持ち込んで観戦するパターン。こちらはダンロップコーナーのアウト側や、最終コーナーエリア、あとは斜面ではあるがヘアピンでも小さめのテントを張って観戦することができる。
そしてふたつ目は富士スピードウェイがオススメする、数量限定のテント付きのキャンプヴィレッジパッケージだ。こちらはコールマンのテント付きパッケージと、スノーピークのテント付きパッケージの2種類が用意されていたが、すでにスノーピークパッケージは販売が終了しており、コールマンのテントでのスターターセットは5月26日(日)までの販売となっているためご注意を。
コールマンのテント付きセットは、ペア観戦券付きスターターセット(3万8500円/税込み)、ペア観戦券付きコンフォートセット(4万3000円/税込み)、さらに充実したペア観戦券付きプレミアムセット(6万9500円)などいくつかのバージョンがあるので、自分たちのスタイルに合わせて選ぶことができる。キャンプヴィレッジパッケージは当日販売されないので、気になる方は事前の購入をお忘れなく。
初めてキャンプする方にとっては、キャンプの必要なツールがセットになっているパッケージはありがたい。さらに、どんなスタイルでキャンプをしながら観戦するのがオススメか、GO OUT WEBの鈴木一基編集長に聞いてみた。
「キャンプをするときにまず最初に重要なのが、場所の条件ですね。地面がどのような場所かによって持っていく道具が異なりますのが、まずはそこチェックしましょう」と鈴木編集長。
具体的は「地面が芝か砂利か、そして火気の使用はどのような制限なのががポイントになります」という。
この点、キャンプヴィレッジパッケージは、富士スピードウェイのP16Aエリアに設置されて、地面は砂利の平面。一方、ダンロップコーナーやアドバンコーナー(ヘアピン)の観戦エリアは芝生となっている。一般的には砂利の場所では直火など火気の使用がOKだが、芝生では火気の使用がNGの場所も多い。
そんななか、富士スピードウェイのキャンプでは芝生エリアでも、焚き火台やバーベキューコンロを使用すれば火気の使用もOK。食事に焚き火に、幅広い楽しみ方が可能だ。「やはりキャンプの醍醐味は夜の過ごし方。焚き火台を使用して焚き火を囲むことや、最近はLEDライトも充実しているので仲間や家族で楽しく過ごしてほしいですね」と鈴木編集長。
場所の確認ができれば、次に大事なのが睡眠。ここで鈴木編集長がオススメするのが、“コット”だ。コットとはキャンプなどで就寝時に使う簡易ベットのこと。最近は簡易ベンチを兼ねたものや、軽量タイプのものなどさまざまな種類のコットが販売されているという。
「キャンプの夜は想像以上に寒くなる場合があります。コットは地面から離れているので底冷えが防げますし、地面が砂利でも、ある程度の斜面でも快適に睡眠できるのでオススメですね」と鈴木編集長。コットで横になりながらレースを見るという、なんとも贅沢な観戦もできるだけに、コットがあるだけでもちょっとワンランクアップのキャンプ観戦ができそうだ。
ただし、富士スピードウェイのダンロップコーナーやアドバンコーナーは、キャンプ用に区分けされているわけではないので、譲り合いの精神を忘れず、マナーよく観戦を楽しんでほしい。
キャンプ自体も楽しむ要素が無限大だが、今回の富士24時間では夜間のイベントも充実。BBQ広場が設けられ、みんなでワイワイとBBQを楽しみながらレースを観戦するもよし、『ねぶくろシネマ』で野外映画を楽しむもよし、さらにキャンプ好きは気になってしかたないキャンピングカー・ヴィレッジで普段なかなか目にすることのできないキャンピングカーをチェックするのもよしと、とにかく友だち同士、家族で楽しめるイベントが文字どおり満載。
詳しくは富士スピードウェイのサイト(http://www.fsw.tv/motorsports/ticket/07/index.html)をチェックして、24時間のレースを存分に楽しんでみよう!