6月3～5日に静岡県の富士スピードウェイで開催されるＥＮＥＯＳスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』。大会期間中のサーキットでは、レースはもちろん、クルマ好きや家族で楽しめるイベントが盛りだくさんだ。今回は富士24時間レース中に行われるイベント情報を紹介する。
■熱気球に乗って地上15mから富士24時間を楽しもう
2022年の富士24時間レースは6月4日（土）の15時から決勝レースがスタートし、翌5日（日）の15時にチェッカーを迎える予定になっている。そのレース進行中である4日の夜間と翌5日の早朝に、ホームストレートに面したP12駐車場専用エリアでは『熱気球係留飛行体験』が開催される。
係留飛行とは、熱気球と地上のアンカーを4本のロープでつなぎ、地上から最大15mの高さまでを上下する飛行方法。この飛行体験では気軽に熱気球を体験でき、地上15mから24時間レースが行われている富士スピードウェイをホームストレートから第13コーナーまで見渡せるという注目のイベントだ。
熱気球係留飛行体験の開催日時は6月4日の18～21時、6月5日の5～8時の2グループに分かれており、そのなかで30分間のフライトが6枠用意されている。参加するには各グループ初回開始時間の30分前からP12駐車場専用エリア内の受付テントにて配布される整理券を受け取る必要がある。参加料金は大人1名2500円、中学生以下の子ども1名が1500円だ。
また、決勝レース中の4日19時45分～20時には富士24時間レース名物ともいえる打ち上げ花火が実施される予定になっているため、その時間帯枠の熱気球係留飛行体験に参加すれば、ナイトレース＋打ち上げ花火という幻想的な光景を見ることができるだろう。
■通常は入れないコースサイドからレース写真を撮影してみよう
さらに今季の富士24時間では、『FUJI24H コースサイドフォトレッスン Supported by TGR』と題されたカメラマン必見のフォトレッスンが行われる。このフォトレッスンは、日本レース写真家協会（JRPA）に所属するプロカメラマンの小林稔氏と大西靖氏を講師に迎え、通常では入ることのできないコースサイドの専用エリアからレース中の写真を撮影できるというもの。
撮影場所は第13コーナーからパナソニックコーナーのアウト側が予定されており、開催日時は6月5日（日）の8時30分～9時30分、9時45分～10時45分、11時～12時という3部が用意されている。参加料金は2万2000円、レース写真の撮影経験がある18歳以上が参加可能だ。先着30名限定のため、気になる方は富士スピードウェイ公式サイトの申込みフォームをチェックしよう。また、予約に空きがある場合のみ当日受付も実施される。
■イベント広場ではクルマ好き女子必見の展示も
決勝レースが行われる6月4～5日には、グランドスタンド裏イベント広場にて『GIRLS CAR COLLECTION（ガールズ・カー・コレクション）』と呼ばれる、クルマ好き女子のための、クルマ好き女子たちによる車両展示が行われる。
ガールズ・カー・コレクションは、「クルマもオシャレもやめられない！」という声に『ならば両方一緒に叶えるイベントにしちゃおう！』とスープラ乗りのNAOと、ハコスカ乗りのあぐが立ち上げたクルマ、スポーツカー好き女子によるガールズ・カーイベントだ。普段はクルマ・スポーツカーが好きという共通の趣味を持つ参加者たちがガールズトークを楽しむ女子会や、カスタマイズした自慢の愛車と自らのファッションを披露するイベントなどを実施している。
今回の富士24時間では恒例のドレスコードのほか、レッドカーペットやカメラマン撮影、投票、アワード表彰式と、パワーアップされたイベントを開催予定だということから、こちらの車両展示も楽しみなところだ。
■移動式クラフトビアバーと手ぶらバーベキュー会場も富士スピードウェイに登場
24時間レースではお酒を片手にレース観戦を楽しみたいという方も多いはず。そんなときには移動型クラフトビアバー『EL CAMION（エル・カミオン）』を利用しよう。エル・カミオンはクラフトビールを全国各地で楽しめる移動型店舗で、例年富士24時間にトラック型の店舗が登場しているため姿を見た人も多いことだろう。そんな移動型クラフトビアバーが今年も6月4～5日の決勝日にサーキットに来場するため、ビールを片手にレース観戦を楽しんでみてはいかがだろうか。
■イベント広場に1夜限りの野外映画館
レース開催中の6月4日（土）20時30分からは、野外映画館として“OUTDOOR THEATER JAPAN”がプロデュースする『スピードウェイシネマ Supported by TOYOTA』がイベント広場のドームテントにて開催される。
OUTDOOR THEATER JAPANとは、日本の魅力的な場所を“劇場化”し、人との出会いやつながりの場を作って行くプロジェクト。今回の富士24時間では、人気作品の『カーズ』が上映され、その映像は水素で走る燃料電池車『トヨタMIRAI』から給電が行われるという。
レースが行われているサーキットでの大型ビジョンによる映画鑑賞は“1夜限り”の特別な経験だ。料金は無料となっているため、レース観戦だけではなく、クルマ映画のカーズもぜひ楽しんで欲しい。
■富士24時間の開催5周年記念グッズが数量限定で販売
国内唯一の24時間レースとして2018年に50年ぶりの復活を遂げた『富士SUPER TEC 24時間レース』。2022年は5年目を迎えることから、開催5周年を記念する『5周年記念限定ミニトロフィー』や『5周年記念Tシャツ』、『5周年記念防水バック』の数量限定販売が決定した。
限定ミニトロフィーは、実際に24時間レースを戦い抜いたウイナーのみに手渡されるトロフィーを、本物のクオリティをそのまま再現したというミニチュアモデルだ。また、5周年記念Tシャツは、フロントに24h（24時間）と5th（5周年）を組み合わたロゴがプリントされ、リヤには5周年を記念するデザインが施された限定モデルになっている。
そして、富士スピードウェイや富士24時間の開催5周年を記念するロゴが入れられた防水バッグの販売も決定。この商品は、20リットルという大容量に加え、防水ということからアウトドアやキャンプに重宝する上に、さらに防水ということからレース中の急な雨にも安心できるバッグになっている。
これら3商品は、富士24時間の期間中にレストラン併設の『CRANE BOX』とイベント広場内『FSWオフィシャルテント』にて販売が行われ、消費税込みの価格はミニトロフィー、Tシャツ、防水バッグ共通で3850円となっている。なお、すべて“数量限定”のため、商品がなくなり次第販売終了となる。気になる方は早めの購入をオススメする。
また、5周年記念限定ミニトロフィーが付属する前売り観戦券も現在ローチケWeb、ローソンまたはミニストップ店頭Loppiで販売中だ。この観戦券は9900円（税込）の前売り観戦券に加え、3850円（税込）のミニトロフィー引換券が付属するチケットになっている。観戦チケットの詳細は富士スピードウェイの公式ホームページを確認してほしい。
そのほかにも、5月16日までが応募期間だった『＃富士24時間フォトコン』の結果発表や、陸上自衛隊富士学校の協力による装備品展示もイベント広場で開催される。また、富士24時間おなじみの『手ぶらでBBQ in FSW』、『ゆるキャン△×FUJI SPEEDWAY』コラボレーションイベント第3弾、ゴールブリッジのメッセージ表示＆アナウンサー読み上げなど、多くのイベント実施が予定されている『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』。6月3～5日は家族や友人とともにサーキットを訪れ、レースとともに盛りだくさんのイベントを楽しんでほしい。各イベントの詳細は富士スピードウェイ公式ホームページまで。
