スーパー耐久シリーズの2024年カレンダー発表。開幕戦はスポーツランドSUGOに

　10月3日、スーパー耐久シリーズを運営するスーパー耐久機構（S.T.O）は、2024年のシリーズカレンダーについて発表した。全7戦というラウンド数は2023年から変更はないが、近年開幕戦となっていた鈴鹿サーキットでのレースが9月となり、開幕戦はスポーツランドSUGOに移ることになった。

　1991年にスタートし、プロドライバーとアマチュアドライバーがともに競い合うスタイルで多くのプライベーターたち、クルマ好きの関心を集めてきたスーパー耐久シリーズ。近年は新設されたST-Qクラスを使って自動車メーカーがさまざまなトライを行っており、新たな魅力が創出されている。

　そんなシリーズは2022年から全7戦のシリーズとなっていたが、近年開幕戦は4月に鈴鹿サーキットで行われていた。しかし、2024年から鈴鹿では4月にF1日本グランプリが開幕されることになったこともあり、開幕戦の舞台がスポーツランドSUGOに移ることになった。SUGOで開幕戦を迎えるのは2013年以来（決勝は降雪のため中止）となる。

　2024年のシリーズは、3月下旬にSUGOでテストを開催。4月20〜21日に同じくSUGOで開幕戦となる。レース時間は例年どおり3時間×2レースだ。その後4月下旬にすぐに富士スピードウェイで2回目のテストが行われ、5月にはお馴染みのイベントとなる富士SUPER TEC 24時間レースを迎える。

　第3戦は2ヶ月近いインターバルを経て、今季同様の日程でオートポリスでのレースが第3戦として開催される。9月は第4戦をモビリティリゾートもてぎで、第5戦を鈴鹿サーキットで開催する。ちょうど今季鈴鹿でF1が開催されていたのと近い日程だ。

　第6戦は岡山国際サーキット、第7戦に富士スピードウェイという終盤戦の流れは2023年と変更はないが、いくつかのラウンドがまだレース時間は調整中とされている。SUGO、鈴鹿の日程が今季と大きく異なることから大きな違いが感じられるが、その他は今季に近い。

　なお日程はまだ変更の可能性があるほか、近年はレースによってお休みのクラスがあるが、こちらはエントリー台数の目安が見えた時点で調整されるという。

2024年スーパー耐久シリーズ
開催カレンダー（10/3）