2015年F1マレーシアGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはリタイアを喫した。
■マクラーレン・ホンダ
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
フェルナンドもジェンソンもレースを完走できず、もちろんがっかりしているが、それでもふたりとも、フラストレーションがたまる、辛く困難なコンディションの中、きわめて優れた走りをしてくれた。
昨日はMP4-30に予選ペースの改善が見られ、今日はレースペースも2週間前のメルボルンの時と比べて大きく向上したことが分かった。
今日の決勝でフェルナンドとジェンソンは合計62周を走り、貴重なデータをさらに集めてくれた。これは現在集中的に行われている開発プログラムに役立つだろう。我々は休むことなくマシン開発に取り組んでいる。
最後になったが大事なことを言いたい。メカニックたちに対して「メルシー・ボークー」(「どうもありがとう」の意)という言葉をかけたいと思う。セパンに到着して以来、この厳しい高温多湿のコンディションの下、彼らは皆、闘志満々で、不屈の精神を持って、懸命に働いてくれた。