2015スペイングランプリ 決勝
トップ3が2ストップと3ストップで戦い、ロズベルグが2015年シーズン初勝利を挙げる
P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムに最適な路面温度コンディションとなる
今週火曜日と水曜日、今年1回目のインシーズンテストが開催
2015年5月10日、バルセロナ
ピレリがタイトルスポンサーを務めるスペイングランプリ決勝で、2ストップと3ストップ戦略が表彰台を争いました。接戦の勝敗を左右したのはタイヤ戦略でした。
ニコ・ロズベルグが2ストップ戦略のポール・トゥー・ウィンで今シーズンの初優勝を飾った一方、チームメイトのルイス・ハミルトンは、異なる戦略を採ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルとのバトルを繰り広げました。ハミルトンは、スタート後に順位を落とした後、3ストップ戦略を採用しました。そして、ベッテルは2ストップ戦略を採ったことにより、スリリングなフィナーレとなったレース終盤に、スピードのあるハミルトンと対決を迎えることとなりました。
ロズベルグは、ピレリが最速戦略として予測したミディアム–ミディアム–ハードと繋ぐ戦略を採り、最終的には17秒差をつけて勝利を掴みました。決勝のスタート時、全ドライバーがミディアムタイヤを装着しました。ミディアムタイヤは、FP2でハードタイヤよりもラップあたり1.5秒速い性能を示していました。