8月31日、レースゲームやシミュレーター用のハンドルコントローラーなどを展開するスラストマスターは、新たなレーシングホイール『T248』を欧州で発表した。
グランツーリスモSPORTなどの家庭用ゲーム機や、PCシミュレーター向けにハンドル型コントローラーを展開しているスラストマスター。そんなスラストマスターからプレイステーション4、プレイステーション5、PCをカバーする次世代レーシングホイールが登場する。
今回発表されたT248は、ゲームパッド（コントローラー）から解放されたいユーザーや、初心者向けのレーシングホイールから次のレベルにステップアップしたいユーザー、そして性能などを求めるゲーマー向けに設計されたものだ。
T248に搭載された新しいハイブリッド駆動システムは、ベルト・ギヤ機構の双方を組み合わせ、比類のないフォースフィードバック（FFB）機能を実現し、出力もT150などの同社従来製品から70％増強されている。また、ゲーム中に臨機応変に変更できる3つのフォースフィードバック・プリセットといった最先端の機能も搭載された。
そして外観上で目を引くのがステアリングのセンター上部に設置された“ダッシュボードディスプレイ”だ。このディスプレイにはギヤ比や速度、周回数、ベストタイムのほか、ホイールの回転角度、フォースフィードバックの種類など、様々な情報を表示させることができるという。
また、ステアリング裏のパドルシフトには“磁気パドルシフター”が搭載されたことで寿命が大幅に伸び、応答時間30msの超高速ギヤシフトが可能になった。
そんなステアリングユニットと組み合わされるのが『T3PM』ペダルセットだ。このペダルセットは特色でもある4つの異なるスプリング構成によって滑らかな動作を実現し、ユーザーは使用している場所に関係なく、快適かつ高レベルな精度でレースが行えるという。
前面には最大25個の動作設定ボタンのほか、PCはもちろん、プレイステーション4およびプレイステーション5向けの正式ライセンスも付与されたスラストマスターT248。この新レーシングホイールは10月21日に欧州、中東、北米地域での発売が予定されており、希望小売価格は£299.99／$399.99／€349.99となっている。なお、そのほかの地域でも2021年後半の発売が予定されているとのことだ。
