長野県佐久市にあるブレーキシステムのトップブランドである株式会社エンドレスプロジェクト／株式会社エンドレスアドバンスは、2月3日に花里功代表取締役会長が亡くなったと発表した。なお親族の意向により、通夜ならびに告別式は家族葬で執り行われた。
日本国内のレースシーンはもちろん、F1やWRC世界ラリー選手権などで世界中のレーシングカーに装着されるほか、チューニングカーでも絶大な信頼を誇る高性能ブレーキシステムを製作するエンドレス。またサスペンションやオイルなども手がけ、サーキットでそのロゴを見ない日はないと言っても過言ではない。
エンドレスは1986年に創業された。自らのレース経験からブレーキパッドの開発に着手したのが花里会長で、エンドレスのブレーキシステムは、世界中で絶大な信頼を得ている。また、エンドレスレーシングチームとして全日本F3選手権などに参加したほか、現在もスーパー耐久に挑戦。2022年はST-Qクラスで独自のブレーキ開発を行った。
サーキットではドライバーなど、多くの人物が花里会長を慕っており、今回の訃報には多くのドライバー、関係者が弔意を示している。なお大阪オートメッセ後の後日お別れの会を予定しているとのことだ。
心から哀悼の意を表します。
