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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.03.30 14:03

FIAヨーロピアンF3テスト:アイロットがひとり1分22秒台。前日不調の牧野任祐が7番手

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海外レース他 | FIAヨーロピアンF3テスト:アイロットがひとり1分22秒台。前日不調の牧野任祐が7番手

 FIAヨーロピアンF3は3月29日、オーストリア・レッドブルリンクで公式テスト2日目が行われ、カラム・アイロット(プレマパワーチーム)が唯一1分22秒台に突入。2日連続でトップタイムを記録した。

 前日に続き好天に恵まれたレッドブルリンク。すでにタイトル候補と目されているアイロットとマキシミリアン・ギュンター(プレマパワーチーム)は、この日もライバルを圧倒する速さをみせた。

 アイロットは午前のセッションで、昨年のレッドブルリンク戦予選で記録されたレコードタイムを0.2秒近く上回る1分22秒950で周回してみせる。

 対するギュンターは午前のセッションこそ7番手タイムだったものの、午後の走行で挽回。1分23秒086を記録し、アイロットと0.136秒差まで迫ってみせた。

 2日連続でチームメイトの後塵を拝したギュンターだが「今回はあくまでテストだし、時間が許す限りあらゆることを試そうとしていた。ファステストラップを刻むことは重要ではなかった」とコメントしている。

「ダラーラが施したアップデートにより、マシンの空力が変わり挙動も変化した。昨日の成果に満足することなく、マシンへの学習をスタートさせる必要があったんだ」

「マシンの感触は良かったけれど、最終的にどういった結果になるかは開幕戦の予選まで分からないよ」

 3番手につけたのは前日16番手と低迷したジェイク・ヒューズ(ハイテックGP)。4番手にはジョエル・エリクソン(モトパーク)が続いている。

テスト2日目に7番手タイムを記録した牧野任祐(ハイテックGP)
テスト2日目に7番手タイムを記録した牧野任祐(ハイテックGP)

 前日、19台中18番手に終わった牧野任祐(ハイテックGP)はトップと0.197秒差の7番手。「ヨーロピアンF3のレベルは全日本F3選手権より高いと感じています。競争力のあるドライバーたちと争うチャンスを手にしたことを嬉しく思いますね」と語った。

佐藤万璃音(モトパーク)はテスト2日目17番手
佐藤万璃音(モトパーク)はテスト2日目17番手

 テスト初日にはルーキードライバー最上位につけた佐藤万璃音(モトパーク)はアイロットと0.482秒差の17番手だった。

 そのほか注目ドライバーのなかではエイドリアン・ニューウェイの息子、ハリソン・ニューウェイ(ファン・アメルスフールト)が5番手、ミック・シューマッハー(プレマパワーチーム)が15番手で走行を終えている。

 なお、この2日間のテストを通して大きなトラブルはなく、各車とも順調に走行。初日には19台中17台が83周を走行し0.5秒以内に収まったほか、2日目もトップから19番手のキーバン・アンドレス・スーリ(モトパーク)までが0.9秒以内に収まっている。

 FIAヨーロピアンF3は、これで開幕前の公式テストがすべて終了。4月14~16日の開幕戦シルバーストンを待つのみとなった。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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