メキシコシティで開催されたフォーミュラE第5戦。3日に行われた決勝レースは、アウディ・スポート・アプト・シェフラーのダニエル・アプトが参戦4年目で初優勝を遂げた。
アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでのメキシコシティePrixは予選から激しいタイムアタックが行われる。
上位5位以内に入りスーパーポールポジションを進んだ好調のフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)は、ほかの4人がタイムを下げるなか、1分01秒645とひとりタイムを更新してポールポジションを獲得した。2番手はアレックス・リン(DSヴァージン・レーシング)が入るもペナルティでグリッドは10番手降格。3番手オリバー・ターベイ(NIO)がフロントロウを手にした。
迎えた決勝レース。ローゼンクビストはホールショットを決めレースをリード。ターベイ、3番手スタートのセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)、そしてアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(MS&ADアンドレッティ)を交わしたアプトが続いていく。
ローゼンクビストは快調に飛ばしレースをリード。さらにファンブーストも手にし盤石の態勢を整える。しかし、14周目ピットレーン前で突如ストップ。マシンを再起動し走り出すも、その後も何度かストップし周回遅れとなる。
トップに出たターベイはブエミとの差を3秒以上に広げトップを快走する。ペースの上がらないブエミを21周目の1コーナーでアプトがオーバーテイク。ターベイ、アプト、ブエミ、ジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)、ネルソン・ピケJr.(パナソニック・ジャガー・レーシング)の順で中盤戦に突入する。
上位陣ではピケJr.以外が24周目終わりでピットイン。素早いマシン交換でアプトがターベイの前でピットアウトに成功。ベルニュもブエミを交わし3番手に。